日商PC検定データ活用2級(Excel)受験②(傾向と対策編)
さて、3級と2級を短期間で両方受験してみた私の感想として1番の違いは2級は関数を本格的に使用するという事です。3級で扱った関数はSUM関数くらいのもので合計の意味するところだったり指定するセルがどこからどこまでとか感覚的にわかりやすかったと思います。2級はとにかくVLOOKUP関数を使いこなすこと。どの問題を解くのにも必須なのでこれの使い方をマスターしないと合格はできません。最初はテキスト通りに見よう見まねでいいので実際自分で入力していってその効果を確かめることから始めるのがいいと思います。ざっくりいうとデータが入力されている2つのシートに共通する一つの項目の値をキーにしてひとつのまとまったデータテーブルを作る、みたいなイメージですね。例えばシート1に商品番号と販売数量、シート2に商品番号と売価、原価が別々に記載されてる場合、商品番号をキーにしてシート1に売価と原価を移動させる。すると販売数量と売価、原価が一つのシートにまとまるので掛け算して売上高、売上原価を求めることができさらにそこから粗利益、粗利益率も算出できるという展開。これをつかめれば問題の半分は解けたようなものです。他に使う関数は問題にも依るんですけどLEFT、RIGHT、MID等のすでにある文字列から左右もしくは真ん中の何文字抽出するみたいな関数と、DATEDIF関数、これは生年月日から年齢を求める関数です。どちらもVLOOK UP関数に比べると何をしたいのかというのはわかりやすいです。あと関数ではないけど売上や粗利率の累計を求めたり、移動年計を求めたりとグラフを作る際に3級では出てこなかった概念を覚える必要があるということ、そして作成するグラフのパターンも増えてレーダーチャートや散布図を作成する場合があるということ。さらに作成した表やグラフを正しく読み取って文章の穴埋めを完成させていく必要もあります。問題を見たらまず2つ目のファイルをチェックしてそこからどういうピボットテーブルを作ればいいのか、そのためにはVLOOK UPでどの項目を引っ張ってくるのかを判断する力を高めていくのが大事ですね。あと何気に知識問題が難しかったです。私は先生の貸してくれたテキストが10年以上前のものだったので最新のIT用語、ビジネス用語をフォローできていませんでした。せっかく実技をバッチリ解けても知識で落ちてしまうのは非常にもったいないので直近の過去問をやっておくのが良いと思います。
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