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【コラムvol.1】治療の前に
歯科医院での受診の仕方について
処置を急ぐ前に「なぜ問題が起きたのか」を明らかにしましょう。
「治療しなければならない」
「放置しすぎた…」
「クリーニングに行かないと…」と思っている方は多いと思います。
そこには後ろめたさの気持ちばかりが積もり、自分の歯であるはずなのに「〜でありたい!」という気持ちから遠ざかり自分のものでなくなっています。
処置を急ぐ前に「なぜ今回のような問題が起きたのか」「どのようにして歯を守っていけばよいのか」を歯医者さんと共に考えましょう。
壊れ方、その原因を明らかにせずに治療に急ぐと必ず同じことを繰り返します。
多くの方が痛みや見た目で歯科医院に来院します。そして、「その場しのぎ」の処置を急ぎます。これでは、繰り返しの治療(負のスパイラル)にはまるうえに、あなたの歯を守ることはできません。
原因を取り除くことから行わなければ、いくら処置を行っても繰り返しを招き、最終的には歯を失う結果となります。
現在の歯科医学では、お口の中の疾患を予測して、予防することが可能となっています。
現状をしっかりと検証・把握していき 共に努力することで、 将来の不安を解消するだけでなく、GoodAgeingをもたらすことができるのです。
私たちは、学校歯科検診にて虫歯チェックをするという構図から「悪くならないためにどのようにして歯を守っていけるのか」予防を中心としたアプローチこそが子どもたちの未来を豊かなものにすると信じています。
それにより、大人をも気づかされ共に実行していければと願います。 まずは処置を急がれる前に「なぜ問題が起きてしまったのか」を 相談し、共に考えましょう。
※2018年に掲載されたコラムです。