失敗したくないけど、できれば失敗も許してほしい
今日、「今時の若者は失敗したくない気持ちが強い」みたいなコラム記事を読んだ。
文章全体はなんとなく若者を下に見ている感じがしてイヤだったけど、「失敗したくない」という気持ちがあるのは確かにそうだなぁと思った。
「失敗したくない」もあるし、「怒られたくない」もあると思う。
だって取返しのつかない失敗をしたら怖いし、誰かから怒られるのも怖い。
実際、私も卒論の内容を決める時に「〇〇しようと思ってるんですけど、でももしかしたら△△な人達には嫌がられるかもしれないと思って……」みたいな相談をして、先生からは「最初からそれを気にしていたら新しいことは何もできないよ」というようなアドバイスをもらったりもした。
他の子たちを見ていても、「失敗したくない」「怒られたくない」という気持ちは強いんじゃないかな、という気がする。
中学でも高校でも大学でも、クラス全体に対して「発言が少ない」「積極性がない」みたいな怒られ方をした記憶があるし、実際に授業中に手を挙げる子はかなり少なかった。
なんでだろう、と考えたら、やっぱりみんな「失敗して怒られた記憶がある」んだと思う。
少なくとも、私にはある。
失敗して落ち込んで、さらに他の人から怒られて……というようなことが続いて、「なるべく失敗しないようにしよう」と思うようになったのかもしれない。
要するに、「失敗=許されない」というイメージがある人が多いのかも、と思った。
失敗しないようにしようとすることは賢いリスク回避でもあるけれど、でも「失敗しないこと」が最優先になるのって息苦しいよな、とも思う。
周りの人の失敗にも、自分の失敗にもちょっとずつ寛容になれればみんながもう少し生きやすくなるのかもしれない。
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