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走る火山学者の朝

起きたらまずトイレに行き、その後体重計に乗る。体重と体脂肪率から、前日の運動、食事の答え合わせをする。思っていた通りの変動をしていれば嬉しいし、違っていれば原因を考える。我が家の体重計は、なぜか1回目は体重を軽く、体脂肪率を低く計測し、ぬか喜びさせてくるので、最低でも4回は乗って、1回目のデータを捨て、残り3回で平均を取る。ばらつきを考慮するのは計測の基本である。

そのあとは走る準備をして、朝ランに出る。大抵、30分から1時間走る。朝ごはん前に走ると脂肪燃焼効果が高いこと、太陽が出てる時の方が気持ちいいこと、朝なら別の予定で邪魔されることがないからである。朝起きるのが辛い時期もあったけれど、すっかり慣れてしまって、何も辛いことはない。さらに、朝走れば、その日食べるべきカロリーが朝のうちに決まるので、食事管理にもうってつけだ。

朝ランから帰ってきたら、シャワーを浴び、犬をケージから出す。毎朝、ハイテンションで喜んでくれるので、こちらまで毎日嬉しくなる。もはや愛犬のいない生活など考えられない。

朝ごはんは、高カカオチョコレートとキウイ・バナナ・パインのフルーツボウル、トマトジュースから始まり、鶏肉、白米、味噌汁を食べる。抗酸化作用を期待しつつ、血糖値を上げすぎないことを意識してたどり着いたメニューで、これの効果はしばらく実験してみないとわからない。

自分の食事が終わったら、犬にもご飯を食べさせて、マッサージガンで軽くケアした後、身支度を整え出勤する。

火山学者らしいことは何もしない、ただのランナー・犬の飼い主の朝である。走り始めて、自分の体への興味が高まった結果、このような朝のルーチンが出来上がってしまった。
今日は函館ハーフマラソン。祖父母がいた土地を楽しんで走ってこよう。