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時間の感じ方【ぐりこらむvol.2】
時間が経つのが速いと感じるか、
遅いと感じるか、
時間は常に同じスピードで動いているはずなのに
どうして感じ方に違いが出るんでしょうね。
年末年始によく耳にする
「1年ってほんとはやいですよね~」
「年々はやくなってる気がする~」
みたいなやつ。
これは、心理学的な根拠があるらしいです。
というのも、2歳の子どもにとっては
1年は人生の2分の1。
20歳の人にとっては1年は人生の20分の1。
当然、相対的に1年の長さは小さくなっていますよね。
こんな話も聞いたことがあります。
人間の脳みそは、一度経験したものははやく感じるんだとか。
確かに、初めてのものはじっくり観察したり情報をたくさんキャッチしようとしているので、時間がかかる(気がする)。
それに対して2回目は初めほど情報をキャッチしようとしない。
だから、そんなに時間がかからない(気がする)。
これは、初めての場所に行って帰ってきたときに感じることがありますよね。
「行きより帰りの方が早かった」
これは帰りは一度経験した道だからってことですよね。
先日、お勉強があまり好きじゃない中学生に初めて授業をしたら、
「学校の授業より短く感じました!」
と言ってもらいました。
(実際には学校の授業より長く授業しました。)
これはなんでしょうね。
調べたわけではないですが、感覚的に
「脳みそがどれだけ動いているか」が関係している気がします。
お勉強があまり好きじゃないその子は、
おそらく学校の授業は、頭を使うことは少なく、
先生の話つまんないな~くらいに”聞いてるだけ”なんだと思います。
それに対して、ぐりこの授業では説明をするにしても
途中で何回も考えてもらって発言してもらうし、
授業の中で問題も解いてもらいます。
頭使ってるんですよね。間違いなく”聞いてるだけ”にはならない。
そこが時間の感じ方に関係しているんじゃないかなと思った出来事でした。
「楽しい時間ははやく過ぎる」っていうのも気持ちの問題のようで、
きっと脳みその動きに関係してるんじゃないかなと思います。