【公務員log】新卒地方公務員のきれいごと
風が冷たい。
4月1日に社会人生活を開始してもうすぐ9ヶ月になる。
朝は自転車に乗って職場へ爆走するところから始まり、夜は、帰り道にある焼き肉屋さんから炭火のおいしい空気を吸いながら帰る。
地方公務員という部署の越境が当たり前の職場を志望しておいて、面接では異動のことなど考えず教育委員会で働きたいと申し出た。
今、教育長室と部長室の目の前に自席を構えさせていただいている。
日夜、いろんな職員、来客、議員が私の横を通る。
こんな日々になるとは、去年の自分はどうやって想像できただろうか。
今置かれた場所で、自分は
自分の願いを実現するために何を為すべきか。
そんなきれいな話より
仕事って不自由なことが多い。ということに気づけたのもこの9ヶ月だった。
公務員がどのように仕事を進めるか、住民にどのような価値をどれくらい提供するのかは、外部ルールとか内部ルールとかで決まっていて、
ルールによって、私たちは説明責任を果たそうとする。
でもそのルールたちが自己目的化していることが多くて、
目的意識は見失いやすいし、
目的を見据えたとて、ルールの変え方は曖昧(かもしれない)
そうなると、ルールの範囲内で仕事してればいいや~という気持ちになるのは当然の顛末。
そうしたマインドセットが蔓延り、手を挙げづらくなる。
そのうち「?」を放置することが当たり前になってしまうのだろうな。
私は、きれいごとを忘れないためにも、敢えて「逆張り」していきたい。
このままでは、自分の願いすらルーティンワークに飲み込まれそうだから。
ぎりぎり、厄介にならないように、丁寧に準備して逆張りしたい。
悩みながらここに漂流した過去の自分を納得させるには、トライしてみるほかないと思っている。