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24歳よろしくね

誕生日の前日は、これまでの人生で一番涙を堪えていたと思う。 国家公務員になりたいと官庁訪問に臨むも最終選考で叶わぬ夢となってしまった。 自分にもモヤモヤが残ったまま再チャレンジの意欲も湧かず、かといって民間就活するための方針も立たず。 思い悩み、進路不透明。研究も進まない。 無力感。無能感。悲壮感。 ここ数日はいつの間にか涙が出てしまうし一日に何度も泣いてしまう。そんな自分も嫌だった。 この状況を家族にどう伝えたらいいのか分からなくなっていた私は、高熱に冒されても絶えたこと

    • 暗黒就活記は、いつか誰かの役に立つ

      ※これは去年の秋頃のお話(下書きに眠らせていたけど、表に出してみる) 自己紹介をすると、 M2の大学院生で、 学部時代から国家公務員総合職(キャリア)に憧れて、志望して、 いろいろあって、つい先月まで就職活動をしていました。 独学で対策し、試験に受かり、緊張と期待に溢れていた時期もありました。 志望度が急落し、夢が夢でなくなってしまってから、 自分の羅針盤の針をどこに向けようかさっぱり分からなくなってしまって、他人と話す時は、もうヘラヘラすることしかできなかった時期もあ

      • 【公務員log】新卒地方公務員のきれいごと

        風が冷たい。 4月1日に社会人生活を開始してもうすぐ9ヶ月になる。 朝は自転車に乗って職場へ爆走するところから始まり、夜は、帰り道にある焼き肉屋さんから炭火のおいしい空気を吸いながら帰る。 地方公務員という部署の越境が当たり前の職場を志望しておいて、面接では異動のことなど考えず教育委員会で働きたいと申し出た。 今、教育長室と部長室の目の前に自席を構えさせていただいている。 日夜、いろんな職員、来客、議員が私の横を通る。 こんな日々になるとは、去年の自分はどうやって想像で

        • 「選べなかったほうの人生を夢見ることはできない。でも、選べなかった人生が私に微笑みかけてくれるとき、いつでもその人生に恥じないようにあることはできるかもしれない。」ーー吉本ばなな『下北沢について』

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        24歳よろしくね

        • 暗黒就活記は、いつか誰かの役に立つ

        • 【公務員log】新卒地方公務員のきれいごと

        • 「選べなかったほうの人生を夢見ることはできない。でも、選べなかった人生が私に微笑みかけてくれるとき、いつでもその人生に恥じないようにあることはできるかもしれない。」ーー吉本ばなな『下北沢について』

          外向けの物語と自分だけの物語、そして決意表明【24卒就活おわりました!!】

          就職活動を始めて1年以上経ちました。 そして、先日、無事に終わりました。 自分でも分かってます。長過ぎです。 でもたくさんの価値観がないまぜになっていた1年前と比べれば、だいぶすっきりした気持ちかもしれない。 これまで自分の「未来」とか「キャリア」を考える時、私自身は「ストーリー」を意識していました。 過去にどんなことがあって、だから今これに取り組んでいて、入社後はこうなりたい、未来はこうなっていたい、みたいな。 ストーリーを描くことで、他人にも自分を分かってもらいやすか

          外向けの物語と自分だけの物語、そして決意表明【24卒就活おわりました!!】

          「早く終ってくれ」と「まだ終らないで」の狭間にて

          最近、というよりもはや5ヶ月ほど、 苦しいという感情と付き合っています。 進路が人と同じタイミングで決まらなくて苦しい 自分の願いと就活との結合点が見つからなくて苦しい 社会に受け入れられていない感じがして苦しい やるべきことが頭から離れず余暇を楽しめなくて苦しい 10月の私は、内定を頂けたら卒業したいけど、頂けないかもしれないから次年度の選考も受けようという気持ちでした。 とにかく自分の次なる居場所を探す感じ。 それが11月になると、1つ内定を頂くことが叶い、次年度の

          「早く終ってくれ」と「まだ終らないで」の狭間にて

          24卒、秋、まだあきらめていないよ。

          先週、ゼミ中に私の着信バイブレーションが鳴った。 知らない電話番号。 きっと迷惑電話。 教授やほかの受講生に気付かれないよう、ゼミの会話に相づちを打ちながら、机の下でスマホを握った。 こういう時はバッグや机に接しているとバイブレーションの音が響くため、手で持って腕で振動を吸収するのが流儀。(知らんけど) ゼミ終了後、M1の後輩の就活に対する嘆きを聞き、M3の方と「修論、中途半端でも教授に出しちゃった方がいいよね」なんて話で一通り盛り上がった後、解散。 SNSを確認しよ

          24卒、秋、まだあきらめていないよ。

          「就活のために院進した」と語る彼へ

          ※これは修論執筆の合間に書き殴った文章です。お手柔らかに・・・ 情報整理:「就活のために院進した」とは 先日、某Big4のインターンシップに参加した。 6名程度の学生がチームとなり、丸一日かけて「業務体験」としてワークを行なうものだ。 このインターンシップは選考中に位置づけられているため、チームには若手社員が付く。 社員はワークには一切関与せず、ただひたすら学生の一挙手一投足を観察する。 そのインターンシップの、お昼休みのことだった。 私たちは若手社員も交えて高級そうな

          「就活のために院進した」と語る彼へ

          国総→就活を始めて1ヶ月。分かったこと。

          始めて記事を書いてから1ヶ月ほど経っていました。 大丈夫。 落ち込んでいた訳ではなくて、就活と一人暮らしの立て直しに明け暮れていた。 「24歳学生の夏休み」は、進学前の憧れとかけ離れた地味な作業の積み重ねでしかなくて、 「学生のうちにゆとりある時間を謳歌しなよ」という社会人のお言葉は時に的外れだなと思う。 こちらは今後数年の身の振り方という線路を作らなければという焦りで、無心になることはあれどもゆとりなどない。 勿論社会人には社会人なりの辛さに溢れているのだけれども、

          国総→就活を始めて1ヶ月。分かったこと。