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日本で生まれ育ったけど、カナダに来てから、日本で就職する想像ができなくなった話

こんにちは!

今回はカナダに来た後に決断したお仕事の話です。

わたしは日本で生まれ育ち(両親も日本人)、高校を卒業した18歳のときにカナダのワーホリに来て、それ以来はずっとカナダに住んでいます。

ワーホリに来たときはまだ、1年後に日本に帰る予定だったのですが、大学に入学したあたりからふんわりと決断は出てきていて、永住権を取得してから、今後のやりたいことが固まっていた気がします。

その理由について考えてみたので、お話します。

日本で就職をしたことがないので、自分の中のイメージだけで出した決断ですが、Good Sleepはこう考えたんだー、程度に読んでいただけたらと思います。


自分の日本語が中途半端だから

想像できない原因の1つが言語です。

社会人になってから触れる機会が多くなる言葉

日本生まれ日本育ちなので、もちろん日本語はネイティブですが、高校卒業以降はカナダの大学、お仕事に行っていたので、社会人になってから使う日本語を使ったことがないです。

特にわたしは小中高と、社会と国語の成績が良くなかったので、それが今響いています…。
(ちなみに、わたしの中の、「国語のテスト全く答えが分からないランキング」1位は、”作者の気持ちを答えろ”です。作者の気持ちなんか分からん…)

家探し、アパート契約の手続き、クレジットカード発行、その他の銀行での手続き、税金管理、保険の手続きなどなど…

カナダで初めてこれらを経験したので、日本語だったら何て言うのか、が分かりません。(聞いて分からないことがあると、結構な頻度で”○○ in english”とかでググります)

例えば、税金関係だと”確定申告”。
(「へー、確定申告って英語でtax returnっていうんだー」ではなく、
え!確定申告って聞いたことあったけど、tax returnって意味だったんだ!」って感じです)

生活していれば慣れるでしょうが、これからまた国語(漢字)の勉強か…と思ってしまい気が重いです。(豆腐メンタル)

専門用語

専門用語に関しても、自分の専攻したコンピュータサイエンス学部では、学ぶことはもちろんすべて英語でだったので、日本のサイトで見るコンピューターの用語は分からないものがたくさんあります。
(カタカナ英語でたまに分かるぐらい)

英語で学んでも日本人なんだから大丈夫でしょって思っていましたが、それが間違いでした…

就活/就職で使う日本語

就活でよく聞く、”御社”や”弊社”もよく分かっていません。
(国語の授業で、尊敬語と謙譲語を習ったのはかろうじで憶えてる)

あとは、英語と日本語の組み合わせや、カタカナ英語など、英語で初めて学んだものを日本語の中で言われると、脳がバグってすぐ理解できません。

”フィードバック”など、英語の発音に近いものはもちろん問題ないですが、例えば、”イニシアチブ”など、完全に日本語になっていると、分かりません。(これも”イニチアチブ in english”で検索したのでもうばっちりです)

環境の違いから

普段の自分の性格は、割と周りを見て、困っている人がいたらどうにか手助けしてあげねば、という感じです。(MBTIでいうとESFJでした)

周りから見たら、わたしは性格的にも、がっつり日本人!だと思います。

カナダでももちろん、似たような性格の方はいますが、日本人の”気遣い”のすごさを知っていると、どうしてもその方々が薄れてしまいます。
(カナダで気遣いコンテストとかあったら勝てる気がする)

わたしの中で、日本の職場は、その”気遣い”と”サービス精神”で溢れているイメージなのですが、そのスキルがたけている人が多すぎるからか、あまり評価、感謝をされていない気がします。

最近インスタかニュースで、日本の学校教師の方々が残業もたくさんあって忙しい、と見かけたのですが、1番衝撃だったのは、小中高と学校に行ったのに、その事実を自分は今まで知らなかったことでした。
(今まで出会ってきた先生たちに本当に感謝しかないです…)

それと同時に、それが”普通”だからか、同じ感覚でカナダにいると、”日本人はhardworkingだ”と褒め称えられるので、よく分からなくなってきます。

その環境で慣れてしまっている今、もしわたしよりも遥かにそのスキルのある方たちが周りに溢れていたら、自分と比べて落ち込むんではないか、と思いました。

わたしのメンタルは豆腐以下なので、そこで日本での就活のイメージが湧きずらかったです。

自分の性格から

わたしの中で、日本にいるときの自分と、カナダにいるときの自分は少し性格が変わる気がします。

カナダにいると、”サービス精神”など存在もしないので、自分自身も何も考えずに生きています。

スーパーで何かを探しているときは、”Excuse me. Sorry to bother you, but do you guys have ◯◯?”など、店員さんが何か作業してても、特に何も考えず聞きます。

本当に気にしない人は、”Excuse me”さえ言わず、「これどこ?」などと聞いていたりするで、これでも丁寧な方だと思います。

で、何番の棚にあるよと教えてくれたら、”Thanks!”で、すぐ去ります。

その反面、日本に帰国したときは、無意識に気を遣って行動していました。

例えば、ドラッグストアで棚を整理しているスタッフの方に探している商品がどこか聞くとき、「すみません、お忙しいところ申し訳ないんですが、どこにあるか教えてほしい商品があって…」と、できるだけ控えめに失礼のないように声をかけました。

「全然大丈夫ですよ、すぐこちらご案内しますね」と言われた後にももう1回、「すみません、作業中に」とお伝えしました。
(この時点でもうどこまで気を遣って正解なのか分からなくなってる)

しかも日本の店員さんって、商品の棚まで誘導してくれる方が多いので、仕事でやっているとは分かっていても、毎回ありがた申し訳なさを感じます。
(丁寧に接客してくれるので余計に)

日本に完全に戻ってきたらまた慣れると思うのですが、その日はどっと疲れて帰ってきたので、これではもたない…と感じました。

その上に、職場の先輩後輩、上司部下、年上年下などが入ってくると、たぶんわたしは考えすぎて爆発するだろうな、と思いました。

おわりに

と、今回は就職についてお話しました。

総合的にはポジティブな人間なので、正直どこで働いてもどうにかはなると思っていますが…

今回の記事に書いたこと以外でも色々考えた上で、今後日本でお仕事はしないだろうなーと思いました。

と言いつつ、今カナダでは就職状況があまり良くないので、早くお仕事を見つけれるようにと今頑張っています。

仕事探ししている方たち、一緒に頑張りましょう😊

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