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君のように生きられたら

好きなタイプについて語るのは難しい、けど、あえて語ってみようかなと思います。
めちゃくちゃ自分語りですが、そもそもnoteはその為の場所なので良いとしましょう。

最近気付いたが、私は性格の根っこの部分が自分とよく似ていて、その上わたしが持っていないもの、私が渇望しているものを持っている人を好きになる。自分と高い親和性を持つ上で、ちょっとスパイスが効いているような人。

サークルの同期のあなた。楽器の上手なあなた。
同期からは「あいつちょっと頭おかしい」と揶揄されるほどの自由人。
舞台で音楽をやる人間にとって、人目を惹く才能は欠かせない。奇抜なパフォーマンスで、多少すべるリスクがあっても、彼は厭わない。舞台でもじっと隅っこで自分の楽器を無難に鳴らしてしまう私は、彼のハートの強さには心の底から憧れる。

しかし、本当の彼は陰キャだそうだ。コミュニケーション能力が高く飄々としているように思っていたが、彼いわく、頑張って周りに話しかけに行っているそうだ。
信じられなかった。

「俺、大学デビューなんだよね」缶ビールを片手に、ある日彼は少し恥ずかしそうにそう言った。柔らかくてかわいい笑顔だった。そんな彼の素直な性格も、素朴で愛おしく感じた。自他ともに認める陰キャである私は、彼が急に身近に感じた。

いいんだよ、あなたの居場所はステージの上だ

「ホームグラウンド」での彼の輝きは、根暗な性格の人間の存在までも肯定してくれるようなものだ。

いいんだよ、ずっと100%じゃなくて
ここぞという時に輝けたら

あぁ私も君のように生きられたら
特別な誰かに対してそう思った時、もう後には戻れなかった

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