世界一の組織の名
今日は、世界一の組織と謳われた会社について語ろうと思います。
私は、最近「オリジナルズ」という本を読みました。
そして、結果的にその本が人生で一番私がメモを取った本になりました。
そこで題材に上がっていたのは、「ブリッジウォーター・アソシエイツ」という会社。
2010年には、Google、Yahoo!、イーベイ、Amazonの全利益を足しても届かない17兆円という利益を上げた投資会社です。
代表の名は、レイ・ダリオ。
今もなおアメリカで名を馳せる、世界最高の投資家の1人です。
では、なぜダリオの組織が評価されているのか。
最も、「不満を出しやすい会社」だからです。
ダリオは、いい組織にしたいのなら「不協和音を愛しなさい」と言っています。
ブリッジウォーターでは、例え新卒だろうが役職に関係なくCEOにすら意見していいと言う文化なのです。
会議中に、「それは違う。」と思ったならダリオに対してその不満を直接メールで送る。
普通であれば、クビですよね。
組織の最下層の人間が、最も頂点にいる人間に向かって意見するなど考えられない。
でも、ダリオはその風土こそ組織の成長のためには絶対に必要だと言っています。
本当に取り入れるべきアイデアは、立場の弱い人間が持っている。
新卒や若手社員など「一年生」の意見を最も取り入れるべきだと。
まだ、何色にも染まっていない人の意見こそ、率直で素直に組織の癌を発見してくれるという考えです。
外部の意見を聞き入れなくなったら、その組織は必ず崩壊する。
「意見の相違を受け入れること。」
そして、食い違う者同士がお互いに話し合い新たなルールを作る。
そうやって、誰もが自己主張し自らのアイデンティティを表現していけば、自ずと世界一の組織と会社ができる。
多くを得た人ほど、意見の相違を受け入れにくい体質になっているかと思いますが、「どこまでいっても何色にも染まれる人間」であれるように、生きて行きたいと思います。