おみたみの覗かれたい部屋3
ふみ様登場!!
おみたみです。
今回の覗かれたい部屋は ふみ様が我が棲家に現れた時のお話。
2019年の8月 お盆のちょい前のある日 おみたみの棲家に突然 雄の白猫さんが現れました。
白猫さんは現れるなり 「 ごはんまだー?」的な超フレンドリーシッポピーンなお姿で おみたみの足元に八の字スリスリをかましてくださいました。
おみたみ 「 あらら… どちらさま? 」
白猫さん 「 おなかペコペコ! ゴハン下さい!」
おみたみ 「 え? あ、あ… 少々 お待ちを。」
白猫さん 「 はやく はやくー!」
と、まぁ こんな感じっぽい やりとりの後、缶詰 1個とパウチ2個を平らげ… いや、お召し上がりになりました。
お食事を差し上げるのを 一瞬、ためらいましたが実際、野良猫オーラ全開で 体はガリガリ、顔や手足は酷く汚れ 立ってるのが辛そう…。
何日も食べてなかったであろう白猫さん、多分 これじゃ 長くはもたないな…。
考えてる場合じゃない!! てな状態でした。
それから当然、毎日 朝夕 「 ゴハン食べにきました!」が続きます。
幸い おみ様は 特にお気になさらないご様子で「 あーた 誰?」くらいのもんでした。
たみ様は…ビビり…否、慎重派でいらしゃいますので 「 な、何?何?なんでいるの?」てな感じで
少し離れておられました。
白猫さんも おみ様、たみ様に対して敵意は全く無く… というか OUT OF 眼中的態度? だったかも…
数日後、白猫さんを病院へ!
おみ様、たみ様を散歩させなきゃ… だし、他の野良猫となんかあると…だし…。
※ 当時、おみたみの棲家付近には数匹 野良猫さんが生活していて その中のボス猫様が たまに我が家に来て
「 あんまり 好き勝手してると痛い目見るぜ!」
と、言いたげに睨みをきかされてました。
白猫さん、病院では 血液検査とワクチン接種。
診察台の上でいきなりおくつろぎになり 大あくび
のどゴロゴロも発動!
先生も大物だねー…と、苦笑い…。
ちなみに 5歳〜10歳では? とのことです。
※ 歯がボロボロで特定は無理…。
血液検査の結果… 猫エイズ陽性
来た時から 口が痛そうで歯がボロボロ…下の牙が出っ歯状態。
歯肉炎が酷く カリカリご飯はダメだったので もしかしてそうかも… でした。
先生からは、この様子から見て 相当過酷な生き方をしてたんだろう… 正直 里親さんは見つかるかどうか… と、悲しいお言葉が…。
とはいえ 白猫ご本人様は 我が家の縁側を寝床に決め込んで ほぼ住み込み状態…
2〜3日こんな感じだったんですが… 先程話したボス猫様がそこはそれ 黙っちゃいないんですよ…
( 実は ボス猫様も白猫さん )
ウチの周りで白猫抗争勃発!! ま、結果は 当然ボロ負け… 体はガリガリだし、歯はボロボロだし、爪も切ったばかりだし…
でも、気だけは強いみたいで… ボス猫様に果敢に挑むんですよ! 結局 玉砕されるんですけど…
何度か抗争を繰り返したところで 外での生活は無理だと… とりあえず、一部屋を白猫さん専用に使ってもらって保護することにしました。
同時に 警察や保健所等にも問い合わせして 飼い主を探してみましたが 色よい返事はありません…
よし!! 覚悟は決まった!! ダメ元で里親さんも探しつつ、まず 猫エイズについて 色々知らなくては…! あと 去勢手術もしなきゃ!!
そうして、 隔離部屋ではありますが 白猫さんのおみたみの棲家での生活が始まりました!
名前… どうしようか? おみ… たみ…
えーと… えーと… じゃあ ふみ!!
うん。ふみにしましょ!
ここに 元野良猫 ふみ様が誕生致しました。
ふみ様、非常に賢く、トイレ、爪研ぎ等 す問題ナシの優等生! 脱走する素振りもなく、隔離部屋生活も嫌がる事なく ぼちぼち堪能されてるご様子でした。
保護から2ヶ月後…
という事で、ふみ様もお散歩しましょ!
ふみ様のお散歩… じゃなく まるで縄張りチェック! 気持ちだけは「 オイラがボスだぜ!!」状態です。
ふみ様の隔離部屋生活が1年ほど過ぎて おみ様、たみ様とも 問題なさそうなご様子。
里親探しも諦めモード。
さて、じゃあ… ふみ様解放!!
ふみ様、猫エイズキャリアという事で 先住猫様への感染を心配しましたが、ふみ様が 稀に見る賢い猫様で 何をするにも おみ様、たみ様の様子を伺って きちんと自分の立場をわきまえてくださいます。ゴハン、おやつ、散歩等 全て「オイラ、最後でいいっすよ。」的態度で 感動します!!
また、ふみ様はおみ様、たみ様の食べ物、飲み水には一切手を付けません。おみ様、たみ様もしかり。
トイレも おみ様、たみ様と別のトイレにしてくれます。
お互い事情がわかっているかのような不思議な関係です。
おみ様、たみ様 兄弟とふみ様。健常猫とエイズキャリア猫との 共同生活… 本来なら接触は避けるべき!が圧倒的意見です。
不安な気持ちになる時がない!…とは言い切れないのが本音です。が、親分肌のふみ様のワガママ兄弟様達への教育的ご指導も有り難いのは確かです。
自分なりの細心の注意と配慮を欠かさず 今後も3ニャンズ様達の下僕をさせていただこうかと思う次第です。
今回は ここまで! ありがとうございました!!