空はなぜ青い?雲はなぜ白い?
博士の長靴 著・瀧羽麻子
天気の研究に生涯をささげた藤巻博士。一家・四世代の歴史と、時代ごとに変化する家族の在り方を綴った連作短編集。
一話目の「一九五八年 立春」がほのぼのと優しい雰囲気で綴られていたので不倫やシングルマザーが出てきて、特に不倫は意外だったけど「時代ごとの家族の在り方」ってことで腑に落ちました。
曽祖父と玄孫が家族を繋ぐ「二〇二二年 立春」が素敵です。
二十四節気の折々に、丁寧に向き合う藤巻家の暮らしぶりが羨ましくなりました。自分なりに、節気の節目の楽しみ方を見つけるってのもありかな。まずは〝処暑から〟。
感想をお読みいただきありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?