なぜ統失 第3部「自宅療養編」⑮向精神薬の副作用【嚥下障害】✨固形物が飲み込めない!
前回のお話🔽
大量の薬が処方されていた頃、
ある時から固形物を飲み込む事が出来なくなってしまいました。
口の中に入れて噛むことは出来るのですが、
いざ飲み込もうとしても、
飲み込む時に使う口の筋肉が動かないのです。
何時までも口の中に含んだまま飲み込む事が出来ないので、
最後には吐き出すしかありません。
仕方なく母親がおかゆを作ってくれましたが、
おかゆも飲み込めませんでした。
少しでもツブツブ感があると飲み込めません。
唯一飲み込めた物は、
さつまいもとかぼちゃを緩いペースト状のスープにした物だけです。
液体に近いペースト状の物ならなんとか飲み込む事が出来ました。
食事の時間に毎日このスープを作ってもらいました。
好きな食事も自由に取る事が出来ず、
とても辛い日々が続きました。
お腹が空いた時は、
近くのコンビニまで歩いて行き、
大量にジュースを買って飲んで気を紛らわしていました。
薬の副作用で食欲は増す一方なのに食べる事が出来ない。
診察の際に固形物が飲み込めない事を、
主治医のアタオカ先生に相談しました。
アタオカ先生は、
「副作用止めの注射を打ちましょう」
と言って、
太い注射を打って来ました。
何の注射だったのかは分かりませんが、
固形物が飲み込める様になる事はありませんでした。
この病院では、
薬の副作用を訴えても薬が減ることは無く、
副作用止めと称して次々と薬が足されて行くのです。
この病院の入院病棟では、
呂律が回らない患者さんや、
食事を上手く飲み込めない患者さんが多く、
誤嚥性肺炎防止の為に、
お年寄りの患者さんを中心に「パタカラ体操」という物が執り行われています。
次回へ続く🔽