喧嘩する調味料。
料理の「さしすせそ」以外の調味料をどう遣うかはバランスが大事という話をしたいです。
🌲🌲🌲
僕は中華料理を作るのが好きで、だから調味料も一般人からすると聞いた事もないようなマニアックな物を使っています。
今回、使用したのは「沙茶醤」。
さて、沙茶醤は使い方によっては非常に旨いのですが、かなり癖があります。
日本の家庭料理で言うならば、里芋の煮っころがしや肉じゃがに「酢」や「山葵」を合わせないじゃないですか。
そんな真似をしたらば、せっかくの各食材から醸し出される香りや繊細な味付けが台無しになりますもんね。
でも、酢は全く料理には使えないとか、そんな事はなくて「酢の物」だったり、サラダのドレッシングであったり「酢飯」であったり、こってりとした餃子とも相性が良いです。
山葵だって、何も刺し身だけに使う調味料ではなくて、長芋だったり蕎麦に添えたりと用途があります。
ただ、砂糖や塩、味醂、醤油、味噌と比べた場合は「酢」や「山葵」を使用をする難易度は高まりますよね。
予め市販されている調味料、焼肉のタレなんかは、それ一つで牛肉・鶏肉・豚肉を網羅してくれますが、焼肉のタレを味噌汁の隠し味には入れないじゃないですか。
仮に焼肉のタレを隠し味としてカレーの中に少量、入れたとしても味噌汁には入れられない。それは何故なのかというと「調和」をブチ壊すからです。
今回、使用をした沙茶醤は一緒にいれたオイスターソースと相性が最悪でした。
ソレは酷かった。
生揚げ豆腐やキノコ類(木耳、エリンギ・舞茸・しめじ・椎茸)ともバチバチに喧嘩をしちゃいました。
生揚げは臭みが強調をされた味になり、キノコ類はなんか意味が解らない味になったし、味つけが狂うと食感じゃカバーを出来ないんですね…。
身に沁みて解りました。
お前、ふざけんなよと。
ちなみに、中華料理には牛ヒレ肉とキノコのオイスターソース炒めというのがありまして、こちらは極上の旨さです。
ほっぺが落ちそう!という表現がありますが、本当だなぁと。中華レストランで食べる機会があったらば、ぜひとも一度は頼んでみてください。
牛肉とキノコのオイスターソース炒めの動画が見つからなかったのですが、別の動画がありました。非常に素晴らしいと思うのでリンクを貼らせて頂きました。
それらしき言葉を入力をしても動画が中々、ヒットをしないんですよ。
※ なんか、地鶏がメインっぽい料理動画ならば沢山あるのですが、世の中の誰も、僕が満面のドヤ顔で料理を作る動画を求めてはいないように、僕も見知らぬ他人が地鶏メインで動画を上げたんだろうなぁという類には全く関心がなくて。
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