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GOALは合格!

こうして僕は受験を乗り越えた
社会福祉士国家試験編

娯楽の一切を排しました。典型的だったのはCDプレイヤー。
部屋から排除して、首振りストーブの規則正しい運動音が
仄かに響く固い六畳一間で五者択一を
ひたすらに回答し続けました。
1日の課題は連続150問。その日の内に正誤チェック。
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五者択一=五問から一問の正答、誤答を見抜く回答方式
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一番苦手だったのは社会保障論だったので
重点的に知識を詰め込みましたが
結果論から書くと、一番の得点源に生まれ変わりました。

通信課程に通って来ていた同級生の大半はキャリアアップが目的でしたが
僕の場合は、遣り甲斐、生き甲斐を見付けること。
GOALは合格で
合格から就労なんて、毛頭にない思考でした。
冒頭に断ったように、好きな音楽を断つくらいに研ぎ澄ませたので
本試験の結果は良かったです。
持論としては、間違った箇所が目立ち、駄目なんじゃないのかって
結果の試験のほうが合格し易いというビジョンがありましたが
全体の数十%は正確に応えられたので
少なくてもこれだけはFULLに回答できた、という確信で
試験会場を後にして、2階から階下に降りる階段で
ガッツポーズが出るくらいの手応えでした。
覚えている限りで97点合格ラインの119点獲得だった筈です。

教科書から学ぶこともありましたが、基本は五者択一を回答して
知識が薄い箇所を補う形で、履歴を更新していきました。
五者択一は過去問や予想問題、通信課からの資料など
多角度から苦手箇所を炙り出す方法を採って来ました。
今となっては名刺資格ですが、名称独占の利く資格でもあるので
人気の法人後見等に参加させて貰えたら
又、新しい人生設計ができるかも知れません。

資格取得後、直ぐに、市内の弁護士会館で
法人後見の勉強会に参加させて貰いました。
正直、ビジョンが描けなかったですが
多くの参加者が様々なエリアから一堂に会して
勉強に励む空気は、程良い緊張感があって良かったです。

精神保健福祉士やケアマネジャーの道を模索したら
もう少し座学や現場体験と密接に動けたでしょうが
僕は老人ホームにボランティア就労するくらいで
確たる進路は開拓できずにいました。
01:精神保健福祉士=一部、科目免除
02:ケアマネジャー=実地経験の後に取得可能

社会福祉士資格の試験は丁度、今くらいの季節で
十数年前の僕は無音の六畳一間で
毎日、五者択一とにらめっこしていた筈です。
高校受験は前日まで麻雀をしていた体たらくでしたし
大学受験はセンター試験が良過ぎて、
白紙で出しても合格する布陣でした。
集大成として、真っ黒になるまで記述しましたが。

社会福祉士資格は、家族が敷いてくれたRAILでしたし
僕はそんな職業があることさえ知らなかった無知な人間でした。
「社会」福祉が「地域」福祉になり、最終的には「家族」福祉に
なればいいと思っていますが
付け焼刃だとその辺の43歳と大差ないので
暇を見付けては、もう一度情報収集を始めようと思います。
知人にやり手の介護職員さんも居るので
現場経験を、守秘義務を侵さない程度に聴き取りできたら、と。

550文字以上のエッセイは書いたことがない体質なので
今回は一つの素材で色々なことが書けて満足です。
「退路」を断つって考えは好きじゃないですが
「欲望」を断つことは手段の一つだと思います。
並行世界を体験することは稀有ですが
仮に僕が好きな音楽が流れる部屋で問題を解いたら
全ての情報を吸収することはできたでしょうか?
言うなればそう言うことだと思います。

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