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メンタル病んで看護師を辞めた②

「メンタル病んで看護師を辞めた①」では看護師1年目の出来事を書きました。今回は看護師2年目、3年目、4年目の出来事を書きます。


看護師2年目

私は看護技術の獲得や、医師など多職種と交渉したりするのが苦手でした。 単純に仕事で疲れていたり、知らない人と喋るのも苦手だし、いろんな苦手が詰まっていてできるようになりたいとかあまり思えなかったこともあり進度はゆっくりでした。

今考えれば看護師2年目でできないことがあることってそんなの当たり前だと思います。看護師を何十年とやる方もいらっしゃる中での2年っていうのは本当にひよこみたいなものだと思います。

もし看護師2年目なのにできないことがいっぱいでどうしようと思ってる人がいても、そりゃできないで当たり前だと思ってほしいです。看護師を続けていきたいのであれば、できないことに着目して落ち込んでいるより、これからできるようになろうという気持ちで前を向いてやってもらいたいです。まず患者さんと自分の安全を守ることが大事ですけど、悲観しなくていいと思います。 悲観しすぎると、そこに思考が割かれてケアのことを考える余裕がなくなります。

このように言いましたが、私はかなり悲観していました。1年目の時から先輩たちにとても迷惑をかけて怒らせていると思っていたし、毎日自分自身も疲れてしんどかったからです。みんなに負担をかけてると思うと、本当にそう思うだけでしんどかったです。 そう思いすぎて何もやりたくなくなってしまったことも多々ありました。

ただ、この2年目で救いだったのが他の職種の人たちと少し話せるようになったことです。仕事を進める上でかなり有利に働きました。話しやすい同僚ができたのがきっかけでした。その人は私の仕事を助けてくれて仕事が進みやすいようにしてくれたり、私が困ってたらいち早く気づいて救い出してくれたので、この年度は気持ちが少し楽になりました。


看護師3年目

3年目はあまり記憶がありません。たぶん辛かったんだと思います。 記憶がないくらい。 前述の同僚が違う職場に異動になったことで精神的な影響があったのか、肌が今までにないほど荒れました。


看護師4年目

辛かったですね。 職場の構成するメンバーも異動や退職で変わってきていて、ものすごく仕事ができる先輩たちが何人もいたから行えていた仕事が滞ったりとか。医師もメンバーが変わったりしていて、年度初めはコミュニケーションにまた困ったり、誰に話しかけたらいいか分からなかったりいろんな壁がありました。

 相変わらず仕事量は多いし、人も少なくて。 毎日別の部署からお手伝いに来てもらっていました。これまでは看護師4人で担当していた患者数でも看護師3人で担当することになったりして、看護師一人ひとりの仕事量が多かったです。 私は4年目で、毎日のことは一通りできるようになっていて慣れていることばかりのはずなのに、とにかく毎日の疲労がすごかったです。

4年目は私が休職した年です。どのような流れで休職になったかというと、休職の1年くらい前から「あ。もう無理だ」と思うようになってきていました。無理だというのは体力がもう持たない。 疲労が大きすぎて毎日意識朦朧としてるような感じでした。

出勤するときは「いま車に轢かれたら、出勤しなくてよくなるかな」と縁起でもないことを考えていました。泣きながら通勤しているときもありました。でも仕事のときはスイッチが入って仕事は普通にできる。ミスが増えることもありませんでした。

あと、これは4年目よりも前からありましたが、お風呂の湯船で気づいたら寝てたりしていました。家に帰ったあとは、気づいたら寝てる。なんでこんなに若いのに毎日こんなに疲れてるんだろう。みんなこんなに疲れてるのかな? いや、そんなことないだろう、こんな状態はおかしいと思っていました。

仕事がない日は現実逃避したくて、私の好きなホテルに飛行機で泊まりに行ったり、とにかくもう物理的に仕事から遠いところに1回行こうと思って、旅行したりしてました。

でもやっぱりもう疲れてて。精神的におかしいなと思ったんですよね。これは自分だけの問題じゃないんだって認識した出来事がありました。

私は私生活で関わっていた家族や友達との連絡が本当に怖くてできなくなりました。タスクが増えちゃうと思って。 誰かからメッセージが来たり電話が来ると、また私の処理しなければならないタスクができてしまったということが怖くて、一切連絡もできなくなりました。 そして仕事以外は1人でこもるようになりました。 仕事は行ってるけど、基本1人です。友達や家族にも返信してよと言われて、迷惑をかけているんだなとは思いました。でもやろうと思ってもできないから放っておきました。

その状態って普通じゃないなとはうっすら思っていました。友達に「〇〇ちゃんがあなたに連絡したけど『返事がない。大丈夫かな』って、私に連絡が来た。 返信してあげてね」と言われました。でもできなかったんですね。 いよいよやばいなと思って。 でもこれを友達や家族に相談するというのも客観性に欠けるような気がして、もっと第3者の視点で何の感情も入れずに私が今どんな状況にあるのかっていうのを教えて欲しかったので精神科に自分の判断で行きました。 



長くなってきたので、精神科受診など、この後のことはまた別のnoteで書きます。


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