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I'LL SHOW YOU

タイトルは私が今読んでいる最中の本。
元NBA選手で若くしてMVPを獲得するなど
まさに大スターだったデリック・ローズの
自伝だ。

デリック・ローズとは2008年のNBAドラフト
全体1位でシカゴ・ブルズに指名される。
リーグの新人王、2011年には22歳で
リーグ史上最年少MVPとなる。
大怪我を負うことでバスケキャリアが狂い、
結果的に優勝などは経験することなく
NBAキャリアを終えてしまう。
しかし先日、ブルズよりローズの背番号が
永久欠番になると発表された。
知らせを受ける映像では涙を浮かべて
喜んでいる姿が印象的だった。
私自身も当時この本が発売された時に購入して
読んだのだが、このタイミングでもう一度
読もうと思い、再度購入した形だ。
内容も忘れていた為、あらたな気持ちで
読み直している感覚。
自伝というだけあって、ローズ本人の心情が
明確に書いてあることがファンとしては
嬉しいところ。
彼がその日その時に思っていること、言葉に
したことなどバスケ以外のことにも多く
ふれている。
育った街のことや家族の話、友人の話なども
数多く知ることができる。
ローズのファンには絶対に読んでほしいし、
ローズを知らない人にも読んでほしい内容に
なっている。
ちなみにデリック・ローズは引退後、1日限定で
お花屋さんをオープンするなどの活動を
おこなっている。
ローズという選手をNBA入り当初から見て、
華やかなプレースタイルに魅せられ、きっと
長くブルズで活躍して何度も優勝するだろうと
思っていた。しかし、その夢は叶わず、
キャリア終盤はチームを転々とするなど
MVPを獲得した時とは想像もつかない程に
影が薄れてしまっていた。
それでも引退後に永久欠番や慈善活動を
通して活躍している姿を見ることができて
いるのは嬉しいこと。
バスケのコート上だけではなく、1人の人間
としてこれからも活躍していってほしいと
強く思う。
大好きだった選手がコートを去ると決断した
時は悲しかったし、まだまだやれるとさえ
思っていた。
どんなスター選手でもいずれは引退する。
推しは推せる時に推せという言葉は
本当にその通りだなと思う。
もうバスケをプレーしている姿を見ることは
出来ないけれど、それでも私はずっと
ローズのファンであり続ける。
本を読んでいてローズ愛を語りたくなった
から書いてみた。

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