バイトを辞めた。
体が左から壊れる
あれだけ、練りに練って選び、かなりのモチベーションで挑んだバイトをやめてしまった。
1日10時間のバイト。
決して、体力に過信したつもりもなく、有酸素運動と無酸素運動、さらにメンタルトレーニングを重ねて社会復帰を目指したが、ダメだった。
根性で乗り切ろうとしたが、朝起きたら足が動かなくなっていた。
もうなんというか、完全に動かないって感じ。
「ああ、もうダメだ」って感じ。
痛みなら全然我慢できるのだけど、そんな感じではなかった。
体力もまだまだあるのにも関わらず、いつも左足から動かなくなる。
そして、体が壊れると一気にメンタルがやられる。
それまでなんともなかった業務内容が一気に過酷に思えてくる。
慣れない指定の靴を履かされ内出血で足の爪の半分が剥がれている様を見つめながら嫌な上司の顔が浮かんでくる。
苦労を買うために挑んだバイトだからもちろん、怒られることも理不尽なこともすべて経験したかったのでメンタルが崩れていない時は全然大丈夫だった。
けれど、体が壊れ、メンタルが崩壊した今、なんて酷い職場環境だったのかと思う。
なんであんなヤツに怒られなければならなかったのか思う。いや、というかあまりにも心が貧困な人たちが多かった気がする。
あのような人たちとは基本的に関わる機会がなかった。
ああ〜、メンタルが崩壊しているせいか、自分自身も嫌な人間になってしまっている。
自分と合わない人と接することのストレスといったら本当にこの世で一番不幸せなことだと思う。
もう、2度とあのような人たちとは関わらないと誓った。
いや、まあポジティブに考えればこのバイトの挑戦はきっと今後の糧になると思う。
とにかく、行動して失敗できたこと、そして新しい世界を知ることができたことが収穫だ。
俺よりもはるかに辛い人生を歩んでいる人たちがこの国にはとても多い。そして金銭的な貧困が心の貧困を招いているのだと思う。
本当にみんな大変だ。
よく生きていると思う。
そして、人にはやっぱり向き不向きがあり、もう、自ら過酷なことに挑むことは辞めようと思う。
まず、肉体労働は思っているよりも向いていない。
それは体があまりにも脆いし、体を壊すとメンタルもすぐ壊れることがわかったから。
苦労を買うところは肉体労働以外でもできるはずだ。
いや、そもそも、一般人的な苦労をわざわざする必要なないのかもしれない。
なぜならこれほどまでに一般人とはかけ離れた苦労をもうすでにしているから。
もっと自分の向いている仕事で才能を開花させる方法を見つけようと思う。
そうでなければ生きていけない気がする。
そう、最初からかなりの社会不適合者なのだからメンタルが回復しているからといって普通の仕事を選んだ自分が浅はかだった。
もっと考えて新しい分野でのお金の稼ぎ方を学んで人生をなるべく生きやすく設計しなおすべきだ。
また、無職のうつ状態になってしまったけれど、それでも頑張ってメンタルトレーニングすればまた必ず元に戻るはずだ。
なぜならバイトを挑めるまでに回復した実績があるから。
そして今度は回復したエネルギーを自分の活かせる場所に向けようと思う。
”来世ではなく、今世で結果を出すゾウ”