終りに見た街・ファンタジーだけどドキュメンタリー
戦争について考えるドラマです。
コメディ要素の強い俳優(大泉洋さん)が出演、楽しく観れる!と勝手に想像しながら90分間、視聴しました。私なりに感じたことを…
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山田太一・原作「終りに見た街」を宮藤官九郎がリメイクした作品です。
こんなお話
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(※以下、役名で書きます)
これから視聴される方は、違うページに飛んでくださいね。
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ファンタジーだけどドキュメンタリー
昭和19年の80年前にタイムスリップすることはファンタジー、でも戦争は現時点で行われている国があるのでドキュメンタリーであると感じました。
残虐な描写は少なかったですが、兵士たちが太一家族の家を襲撃するさい、家の中にいる愛犬レオの命が犠牲になる部分は、胸が締め付けられました。
愛犬レオは、家族と一緒に避難場所に行くことができなかった…(もちろん後日、太一はレオを迎えに行きましたが)人間も動物も同じ命!でもペットは後回しにされるのです。やはりペットは、人間と比べると低い扱いを受けてしまうことを痛感しました。
今の私には願うことしかできないのですが、人間と動物とが本当に共存できる日を願います。
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戦争に感化されていく若者たち
戦争に話を戻すと、後半、若者の思想が怖かった…ここでの若者とは、(信子、稔、新也)のことです。「戦争なんて、戦争なんか」とグチをこぼしながら何とか順応しながら生活している大人たち(太一、敏夫)に歯向かうのです。若者たちは「戦争はだめである」ことを教えられてきたはずなのに!
若者は純粋であるがゆえ、戦争に感化されていくのです、そのおそろしさが描かれていました。
令和から来た若者もみんなで同じ方向を向いて「お国のために戦おう!」の環境にいると染まっていく…多様性なんて全く関係ない時代。戦争は絶対に許されない出来事だが、たった1つの思想(お国のために)しか認められない時代だったことがおぞましい…
最後!無事に現代に戻れて、ハッピーエンドではなかった!
後味の悪いメッセージ性の強い終わり方でした。
だからこそ、創った人から観た人へ
「忘れてはだめ、考えてね」のメッセージだったんでしょう。
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