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違国日記

2025年。
10月頃からコツコツ買ってちょっとずつ読んでいた違国日記を読み終えた。
毎回心が抉られては慰められるような……違うな、励まされるような、そんな物語。
この本は捨てられないけれど、読み返すことも難しいかもしれない。
槙生の言葉もわかるし、朝の心もわかる(気がする)。
最終巻は2回泣いた。

書きたいことだけ書くね。


「…なんで一言ただ あたしをあいしてるって言えないんだよ………」
「………それでは言葉が足りない」

違国日記(11) ヤマシタトモコ

足りないんだよね。わかるよ。
色々細かなことを言って、それって結局こういうことだよね?って言われても、
そうかも知れないけど違うんだよね。
あいしてるって言ったとして、
ずっとここにいてもいいし、いなくてもいいよとか、
幸せでいてほしいけどたまには不幸なときもあってもいいよとか
そういうことはちゃんと伝わるんだろうか。
とかね。
でもシンプルに伝えられたい気持ちもわかる。安心できるからね。

今書き込むためにこのページを開いてまたうるっとした。

たぶん私は、思考が槙生ちゃんで、心が朝なんだ。

全11巻。
自分の心に愛を突き刺せる勇気があるときに。
傷ついた心が剥き出しになっても構わない夜に。

みんな読んで。


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