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絶対読んでほしい 『日航123便墜落の新事実』
先日、私は経済アナリストの森永卓郎さんが執筆した『書いてはいけない』という書籍を手に取った。
この本は、現在ベストセラーとなっており、多くの方がご存じかもしれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1717071463673-zluAHNObMA.png?width=1200)
森永さんは昨年12月にステージ4のがん告知を受け、「自分の命があるうちに書き上げたい」という強い思いでこの本を執筆。
出版社のウェブサイトの紹介では次にように書かれている。
2023年12月、私はステージ4のがん告知を受けた。告知の瞬間、私は、何を食べたいとか、どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。そのことだけを考えた。その意味で本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。
この本が3月に発売されるにあたり、たびたびネットニュースで目にする機会があった。
最初は、単なる暴露本??とも思ったが、ずっと心のどこかで気になっていたため、書店に立ち寄った際、中身をそんなに気にせずに買ってみることにした。
目次を読む。
ジャニーズ事務所や財務省に関する記載の中に、どうしても目に留まるタイトルを目にした。
”第3章 日航123便はなぜ墜落したのか”
ん??私が小学生の時に起こったあの日航機のことだよね??
私はこの事故に関係する方とは何も接点はないが、これまでの50年の人生で目にしたニュースの中でも極めて思い入れの深い出来事である。
50年生きていると、テレビの前に釘付けになってしまうニュースにこれまでも何回か出会ってきた。
2011年 東日本大震災。
2001年 アメリカ同時多発テロ事件。
1995年 オウム真理教地下鉄サリン事件
1995年 阪神・淡路大震災
これらの出来事が起こった際には、ずっと画面を食い入るようにテレビを見ていたのを思い出す。
そんなテレビにかじりつくように見た初めてのニュースは、忘れもしない、1985年8月12日に起こった日航機の墜落事故である。
当時、小学6年生。
確かに強烈な出来事だったが、今となっては小学生という立場で、なぜそこまで熱心に見ていたのか不思議に思うが、とにかく夜中までずっとテレビを見ていた。
今でも明確に覚えているのは、NHKのニュースセンター9時というニュース番組。キャスターは木村太郎さんと宮崎緑さん。
確かバックが緑の画面で、乗客名簿に記載されていた方の名前を、黙々と読み上げていたのを覚えている。
乗客数は500人超。日付が変わっても延々とやっていたのを、私も延々と見ていたのを改めて思い出す。
夏休み中だから親から寝ろとは言われなかった。
それどころか、確か両親の方が私よりはるか先に寝ていたような気がする。
子ども心になぜか胸騒ぎがしたニュースだった。
なぜ当時そんなに気になったのか、今でもよくわからない。
そんな経緯もあり、毎年8月12日に行われる追悼慰霊式のニュースを目にすると、テレビにかじりついていた小学6年生の自分を思い出す。
そして時が流れれば流れるほど、やはりこの墜落は不思議な事故だとずっと思っていた。
確かに、飛行機の墜落事故自体はめったに起きないものの、もちろん起こりうる事故ではある。
でもやっぱりなぜ墜落したのか不思議で不思議で仕方がなかった。
どこかの部品が破損しても、そんな簡単に墜落するのかな?という直感でしかないのだが。
そんな経緯があるから、森永さんの『書いてはいけない』でこの事故が取り上げられているのを初めて知り、当時の胸騒ぎが50歳になった今、蘇った。
この本に取り上げられているということは、何か私の知らないとんでもないことが書かれているということだよね・・・。
本の中身を書くわけにはいかないが、冒頭だけ引用させていただく。
2023年6月1日、東京高等裁判所である判決が下された。
2023年、まだ昨年の話。
そう、日航機墜落事故は、いまだに終わっていなかったのである。
内容については、ぜひ、本書を読んで欲しい。
そして、その中で紹介されていたのが、青山透子さん著書の『日航123便 墜落の新事実』である。
私は森永さんの本を読み終えるや否や、すぐにこちらの本も購入した。
![](https://assets.st-note.com/img/1717071493903-UAPtrs0cJ5.png?width=1200)
青山透子さんとはどういった方なのか。
『書いてはいけない』の一部から引用させて頂く。
青山氏は事故当時、日本航空で働いていた客室乗務員で、事故機には彼女が一緒に仕事をしていた同僚たちが乗り込んでいたこともあり、事故の真相を探ろうと、あらゆる文献を収集整理し、目撃者証言を集め、いわば人生をかけた調査に取り組んできた。そして、同書の中で重大な事実を指摘したのだ。
青山さんは、根拠のない空想ではなく、客観的証拠、証言に基づき、この事故の真相について見解を述べている。
高ぶる感情を表すわけではく、客観的事実に基づいて、淡々と事故の真相に迫っていく様子は、緊張感と迫力が共存し、とても読みごたえがあった。
概要は、森永さんの『書いてはいけない』で分かってはいたが、あらためて細かく描かれた客観的事実を突きつけられると、ずっと私の中にあったモヤモヤした気持ちがどんどん晴れてはいったが、逆に何ともやるせない感情が私の心を覆っていった。
私が購入したのは2020年に刊行された文庫版だが、元は2017年7月に単行本として刊行された書籍である。
という事は今から約7年前にすでに周知の事実ということになる。
知らなかった私が恥ずかしいし、情けない。
でも本当にこの本に書かれていることは周知の事実なのか?
私の周りの人はみんな知っているのか?
大手メディアでは取り上げられていない。
そして、これからも取り上げるはずもないだろう。
常に誰かに忖度をし、都合の悪いことは報道しない”大手メディア”である。
様々な問題が噴出している世の中で、ドジャース大谷さんの活躍と天気のことしか取り扱わない”大手メディア”である。
昨今、うすうす、いやハッキリとみんな気づいていると思うが、国は平気で都合の悪いことを隠す。そして、大手メディアがそれに加担する。
今回の日航機墜落事故も真実を示すものを隠しつづけている。
途中で紹介した昨年の裁判の判決により、また隠し続けることになる。
AIも登場して、何が真実で何が嘘かも見極めるのが難しい時代。
そんな時代だからこそ、やはり、目の前の情報に飛びつくのではなく、一瞬でもいいので、自分の中で咀嚼してから何事も判断する必要性を本当に強く感じている。
日航123便航空機墜落事故の陰で、一体、何があったのか。
出来ればどちらの書籍も読んで頂きたいが、森永さんの書籍だけでも概要は十分に理解できるので、ぜひ手に取って欲しいのが私の今の想い。
将来、真実が明らかになることを切に願う。
近年、これまで明るみに出なかった不都合な真実が次々明らかになり、組織の崩壊に至ったケースは枚挙にいとまがない。
これからの世の中は間違いなく透明性が求められる時代。
国が不都合な真実を隠し続ければ隠し続けるほど、崩壊、つまりこの国は終わると思う。
最後に一つだけ、今回の記事について訂正することがある。
何度か、”日航機墜落事故”と書いてきたが、正しくは”日航機墜落事件”が正しい表記だと私も思う。