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本を読む/#8つらい世界を簡単に変える方法
「最近なんか良いことが一つもない」、[なんで自分は不運なことばかり」と考えて人生を憂いたり、社会が嫌になったりしてませんか?
それ意外と簡単に変えられるかもしれません。
世界は事実ではなく解釈で出来ています。
雨が降っている日も新しい傘を買ってそれを使えるのを楽しみに待っていた人にとってはめちゃくちゃいい天気でしょう。
人間はどうしても悪いことを悪く捉えがちです。
でも自分が世界をどう捉えるかで見える世界が変わり心が軽くなることがわかればより良い日々を送る準備が整います。
今日はそんな世界の捉え方について書いた本を紹介します。
最近いいことがない、会社が仕事が辛い、人間関係が上手くいかないそんな方に向けて世界の変え方をお伝えします。
『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になれる』ひすいこたろう
般若心経を聞いたことがあるかと思いますが、その内容までは知らない人も多いかもしれません。
専門家ではないので多少間違いもあると思いますが、簡単に言うと、人が感じる五感、味覚も聴覚も視覚も触覚も嗅覚も全部実体はないものであなたの頭が作り出しているものである。したがってあなたの悩みや煩悩といったものも当てにならないものである。見えてるものにこだわらずに生きなさいといったことを言っています。
ニュアンスでしか掴めてないので、お坊さんに怒られるかもしれないですね。
世界は実際あなたが捉えているものが全てです。
他人がどうであってもあなたが苦痛と感じるものはあなたがそれを良いものと捉えられるまでは苦痛なままです。
でも逆に言うと捉え方一つで世界は一瞬で楽になったりします。
嫌な上司が家で肩身が狭いと知った日から怒られても家で奥さんに怒られている姿を想像してしまってちょっとおもしろくなるみたいなこともありますよね。
世界はあなたがどう捉えるかでできているのです。
この本にある世界を素晴らしい場所にするやり方では、この世界の捉え方が重要になります。
世界をよく捉える素質
「そんなこと言ってもネガティブな性格だからむり」「またそれですか、」そんな声が聞こえてきそうです。
でも世界をよく捉えること自体は結構無意識にやっているものです。
例えば神社にお参りしたあと境内で白い猫がこちらに寄ってきてくれたら、神様が招いてくれたのかもとか思いませんか、いつものスーパーで売っておりちょっと高めのお弁当が値引きされてたらラッキーって思いませんか。
それも全部あなたが解釈で良いように捉えているだけです。
神様と猫の関係は誰もわからないし、値引きされた商品を見て劣化した商品だと考えてしまう人もいるはずです。
ということは、日常で良いことがあったと気分が上向きになったことがあるなら、その時あなたはおきた事実を良いものと解釈した事になり、それはあなたも解釈を変えることで世界を変える素養があるということです。
一度でも、良い解釈をしたことがあるあなたは、間違いなく世界をよりよく変えられます。
敢えて悪い解釈で自分をいじめてしまいがち
昨日も怒られたし今日も上司に怒られるだろうなと、思いながら会社に向かって辛い時間を過ごしてしまっていませんか。
叱責を自分が使えない奴だと言われた、と解釈してしまいそこから、いつも怒られるから今日もだろうと予測まで立てて、起きてもない未来の不安を生み出してしまいますよね。
人は、悪く考えてしまうクセがあります。自然に暮らしてたら、昨日は虎が出てきたけど今日は大丈夫だろうと考えるより、昨日あそこから虎が出てきたから今日も出てくるかもしれないと考えられる方が生き延びやすかったのでしょう。
でも現代社会では、仕事で怒られても死にませんので悪く解釈する必要はありません。
諦められてたら怒られないはずだ、とか成長の機会だとか、あの程度で良かったとか、自分なりに世界をよく捉え直してみると良いかもしれません。
世界はあなたが選んだ物
僕もそうですが、身の回りが嫌なことで満ちていて将来も暗い世界になりそう、みたいな状態になってしまいがちではないですか?
前述した通り、あなたから見える世界は、事実よりあなたの解釈で出来ています。
解釈は自分で決めることが出来ます。
つまり今の世界はあなたが事実をどう解釈するか決めてきた先にある世界です。
ということは、これを知ったあなたは、これからの未来の世界をある程度良い世界として作ることが出来るということです。
そんな簡単なことではないと思っていますか?
実はこの本には、各所に認知行動学ベースのワークがあります。
実際にカウンセリングや認知療法で使われたりするようなちゃんとしたものなので、洗脳とかじゃないので安心してください。
例えば
そんなにポジティブに捉えるのは無理という人向けに感情を第三者目線で捉えるワークがあったり、自分のどんな考えや思いも受け入れるワークなど意外と馬鹿にならない威力があるものなのでぜひ読んでみてください。
世界を変える準備運動が終わればあとは一瞬です。
世界の捉え方を変えると嫌な人も変わる
この本の中で好きな話があります。
ひすいこたろうさんの奥さんの話です。
奥さんはもともとちょっと怖いところがある人だったそうです。綺麗好きでこたろうさんが、原稿を書く作業が忙しくてお風呂に入る暇がなくフケが肩に乗っていると、突然後ろから掃除機をかけられたというエピソードが紹介されていました。
こんなちょっと怖い奥さんがひすいさんが、あることに気付いて変わります。
自分が本を書く時には、本を読めない人に向けて書かなければならない、それは本を全然読まない奥さんにもわかるように描くということである。つまり僕にとって奥さんの存在は、とっても大切でぴったりなんだ。
これに気付いて奥さんを捉え直したことで、奥さんは優しくなり、フケが出ているとき「締め切り近いの?お風呂で頭洗ってあげようか?」と優しく行ってくれるようになったそうです。
これも解釈が変わって行動も変わったりしたからだと思います。
人に対する解釈も、それぞれ違います。同じ人でも人によって、あの人ははっきり物が言えないから嫌だ、と言ったり、あの人は物腰が柔らかくて、優しく伝えてくれるから好きという人もいます。
嫌いは、相手にバレます。バレると相手もあなたを嫌いになりやすいです。
でも嫌いは解釈で変えられます。
どうしても嫌な人と一緒になにかしないといけないときは、解釈の力を借りるともしかしたら意外と仲良くなったりするかもしれません。
もちろん必要がない場合は普通に距離をとっても良いと思います。そっちのほうがお互いに幸せだとも思います。
ですが、逃げようのないものである場合は、相手を捉え直してみてください。
相手を普通くらいに捉えて関わるほうが、人間関係上うまくいきます。
バカになってみる
もう一つこの本の中にあるエピソードを話します。
人気小説家の森沢明夫さんの話です。彼のバイリンガルの知人があることで悩んだ時にポツリと言った一言があります。
「もう、人生ズンドコで…」
この言葉に一同大爆笑で、本人含めて明るい気持ちになったそうです。
この本では、どん底にこそ宝があると書いてありますが、僕はこのエピソードを読んでバカになってみる事は意外と人生を幸せにするコツかも知れないと思いました。
やはり難しく世界を捉えて複雑な世界を作るより、時にバカになって単純な世界を作ったら意外と今まで見ていたものが大したことのないものだと気付いて、より幸せな方を選べる気がします。
悩むこと自体は悪いことでもないと思うのですが、悩みで苦しい時間を長くするより、楽しいと思えたり、面白いと思える幸せな時間を増やしたほうが人生が豊かになる気がします。
もし喧嘩しているなら、5日後に謝って5日間不仲でいるより1時間で謝って仲直りしてその後仲良く過ごしたほうが幸せな時間の長さが全然違いますよね。
ややこしいことは一旦無視してバカになって素直になってみてください。
この本について
最後に全然網羅できなかったのでこの本に書いてある事をざっと紹介しておきます。
飽きっぽいからだめだと思っていたけど解釈を変えて富豪になった人に話
人を惹きつけるのに重要なことは楽しむことだと気づいた話
やり方が分からなくても進むことで夢が叶う話
などなど、経験談ベースでいろんなことを教えてくれます。
語り口も軽いものなのでそこまで読むのに負担もかかりません。
そして、KindleのUnlimitedで無料で読めます。有名なので知っている人もいると思いますが、ひすいこたろうさんのYouTubeチャンネルも、仕事や人間関係で悩んでいる人や、夢があるけど挑戦できないと思ってしまう人などにとてもオススメです。
ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。解釈を変えて世界を少しでも良いものにしてくださいね。
KindleUnlimitedで無料、Audible会員は99円で聞けます。
僕の勧めている本が好きな人には刺さると思うのでぜひ読んでみてください!
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