本を読む/#7心が疲れたときに読む本
日々、働くことや勉強することに追われて、日々の色が失われてきた気がする。
最近なんだか休日も何も出来なくて布団の上で夕方を迎えてしまっている。
そんな時に読むと心が少し軽くなったり、なんだか力が抜けたりそんな本があると思います。
僕も仕事でへとへとになってなんともならない日々を過ごしてきましたが、そんな中でも癒やしてくれた本がありました。
そんな「心がつかれた時に読む本」を紹介しようと思います。
日々仕事に追われ休みの日も何もせずに終わってしまう、最近あんなに好きだった読書もできなくなっている、そんな人が少し重たい荷物をおける本を紹介できればと思います。
頭をリセットしてくれる本
『書き出し小説集挫折を経て、猫は丸くなった。』天久聖一編新潮社
仕事で失敗した、人間関係で上手くいかないことがあってなんだかぐるぐるしている、理不尽を受けてモヤモヤしている、そんな時があると思います。
この本は、書き出し小説、小説の書き出しだけを集めた本です。
タイトルもその中の一つですね。
考えがぐるぐるしているときは、優しい物語や、短編集でもなかなか頭に入ってこないことが多くないですか?
書き出し部分だけだと頭に入ってこないこともないですし、気に入らない者は飛ばしてもいいです。
パラパラめくりなが面白いものや、奥深いもの、優しい雰囲気が溢れているものなどその時の心情に合わせていろんな書き出し小説が入ってきます。
しかもどのページでもだいたいなんかじわっと面白い書き出しがあり、なんだか悩みなんてどうでも良い気持ちにしてくれるんです。
適当に開いたページの僕が一番面白いと思ったものを引用します。
「あんたんとこ、火事やで。すべてを知ったうえで、イルカショーに手を挙げる。義ん母
頑張らなくても良いかと思える本
『がんばらなくても死なない』竹内絢香著KADOKAWA
この本はイラストレーターで漫画家の竹内絢香さんのエッセイマンガです。
竹内さんも真面目でコツコツ頑張るタイプだそうです。
真面目にコツコツサラリーマンとして働く中でやっぱりイギリスへのあこがれや漫画家へのあこがれを諦めたくないと独立を決意します。
独立後の仕事をしていないとき頑張っていない自分が認められなくなりそれが膨らんだ結果、頑張っても無理なものもあるとある種の悟りが開けそれ以降頑張りすぎないことでうまくいくようになったそうです。
そんな竹内さんのいろいろな経験が描かれていて、人と戦う必要がない、無理に仕事をする必要もないなど、さなかにいると気付けないものに気付かせてくれる本です。
竹内さんのTwitterなども見てみると素敵な漫画やイラストがたくさん見れるのでぜひ覗いてみてください。
自分も好きなものを自分なりに好きでいる事が出来るような投稿が多くて僕はとても好きです。
ちなみにKindleUnlimitedの人は無料で読めるのでオススメです。
忘れてた実は大切なことを教えてくれる本
『お寺の掲示板』江田智昭 新潮社
あなたの家に近くにはお寺さんはありますか、そして掲示板にありがたい言葉が書道として書かれていませんか?
僕のさんぽ道に2つお寺があり、掲示板があります。この前通ったら、「迷ったあとが道になる」「与えたときは黙り与えられたときは広めよ」と書かれていました。
こんな感じでちょっとハッとさせられるような言葉を掲示しているところが多くあります。
この本ではタモリ倶楽部で紹介されたお寺の掲示板大賞の応募作が収録された本です。
なんか偉そうなものや硬そうなものばかりなんじゃないかと思うかもしれませんがそんなこともないです。
「怒る人は増えたのに叱る人は減った」など考えさせられるものもありますし、初心者マークの落とし物を知らせるために「お寺の前で初心を落とした方がいます」などうまい言い回しなどもあり非常に面白いです。
普段何気なく生きていると忘れてしまったりすることが多くありますがこの本には、ハッとさせられるような言葉も多くあります。そういえば最近疲れているせいか見逃している幸せがあることや、力を抜いても大丈夫だと思える言葉もあるのでぜひ読んでみてください。
挫けそうな心を奮い立たせてくれる本
『「どうせ無理」と思っている君へ本当の自信の増やし方』植松努著PHP
小さい頃は好きなことを夢として語っても何にも言われなかったのに、成長してから、アイドルになりたいとか、歌手になりたいとか、世界を変えるような発明がしたいとか、そんなだいそれた夢を語ると周りの大人は「そんなのは無理だ」と悪気のない優しさで教えてくれたりします。
僕達はいつから夢=簡単に実現できる事になってしまったのでしょう。
なぜ夢を聞かれて、公務員とか、医者とか、職業を答えることが当たり前になってしまったのでしょう。
この本では植松努さんの経験から、いろいろな角度で無理だと思い込んでしまった自分に自信を取り戻す方法を教えてくれます。
僕は定期的に植松さんが、TADxSapporでしたスピーチの動画」というテーマで話してくれているかなり有名なスピーチです。
このスピーチでも逃げるのもありなことや悩んでいたりぐるぐるしているとき心を軽くしてくれる言葉などいろんなことを教えてくれます。そしてちょっとやりたいと思っていたことに挑戦してみようとか、ちょっと出来ないと諦めていたことをしてみようと言う気にさせてくれます。
この本にもそんな、出来ないと諦めていたことに踏み出す勇気をくれる話や、今までの自分を認めて受け入れてあげられるような話が書かれていますのでぜひ読んでみてください。
これもKindleのUnlimitedに入ってます。
無条件にあなたを褒めてくれる本
毎日、朝起きて、会社に向かって、仕事をして、帰ってきて、寝てそんな日常の中で実は自分はかなり頑張っていることを忘れてしまい。
出来ないことばかりに目が行ってしまいます。
でも実は、朝時間通りに起きているだけでもすごいですし、遅刻しちゃったとしてもちゃんと会社に行ったんだったらとっても偉いですよね。
自分の中で当たり前を高く設定してしまって、その基準のせいで自分を卑下してしまったりしがちです。そんな状態だとなかなか自身を持てないですし、疲れたじぶんをされに痛めつけてしまったりします。
そんな時にこの本は、マイナスに捉えてしまった自分の行動や性格を褒めてくれます。
仕事に行きたくない気持ちや、人間関係で上手く出来ない自分の性格、職場での失敗など否定したりすることなくありのままで包みこんで褒めてくれます。認めてくれます。
毎日自分の当たり前に削られた心を癒やしてくれるのでぜひ手元においてみてください。
夜寝る前とかぐるぐるとしてしまった時に読むと少し楽になりますよ。
疲れているあなたへ
日々働いて疲弊していると何も出来ない休日やどうにも寝れない夜に焦ったり不安に思ったりしてしまうと思います。
僕もそうです。
でも、休日何もせずゴロゴロする時間も必要ですし、眠れない夜があっても良いと思います。
焦らずに本を読んだり、好きな飲物を飲んでゆっくりしてみたりしてみてください。
人間、人生をずっと頑張ることは無理があります。がんばらない時間も必要です。
そんな時間に心を軽くしてくれる本や、自分を認めてくれる本を読んで心と体を休ませてあげてください。
きっと少しだけ歩幅が大きくなったり、通勤途中にきれいな花や景色を見つけられたりする用になったり少しずつ幸せを見るつけられるようになると思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。ぜひ読んでみてくださいね。
あとできれば参考にしたいのでコメントとかであなたの心を軽くしてくれる本も教えて下さい喜びます。