なぜいま雑誌なのか?
こんにちは!クレです。
この紙の売れない時代になぜ雑誌なのか、
とよく聞かれます。
出版業界にいるからわかる、これからの雑誌の状況。
専門誌に近い犬。
それをあえて立ち上げる、雑誌が必要な理由を4つ、お伝えします。
1.オールドメディアの信頼性
紙媒体はコンテンツの重み作りになります。
雑誌は売れない、買わない、見たことない!
そんな時代ですが、
信頼感とブランドとしての強みがあります。
「WEBに載ったよ!」
「雑誌に載ったよ!」
こう聞くと、なんとなく後者の方がすごいね!
と思いませんか?
その理由は、2つあって、
1つは雑誌は媒体の中でも、世の中の権威付けという意味では、テレビにつぐメディアであること。
もう1つは、その記事が流れずにとどまる媒体であること。
これらでひとは無意識に価値を感じます。
2.ファンビジネスの強み
推し活ブームに乗って、好評な雑誌ジャンルはタレント部門です。
推しが載っている雑誌を買うことで、
またその雑誌で推しを取り上げてくれる、
という思考があり、コアなファンは複数購入することがあります。
表紙買いも多くあり、それはジャンルを超えます。推しが表紙の大人の着物の雑誌を買っている中学生の女の子だっています。
わんこと暮らす飼い主さんにとって、うちの子は
究極の推しであり、ここにファンビジネスの仕組みが見えてきます。
3.インデックスメディアとしての役割
この時代、雑誌はインデックス(目次)としての活用ができます。
雑誌のために練られた企画、作り込まれたコンテンツ、撮り下された写真、集まったユーザーは、紙媒体ならではのクオリティーです。
ただ、速報性のなさや具体性が薄いのは否めません。
メインはやはり、速報性や伝達性の高いSNSや
動画、Eコマース主体のWEBなどを駆使して、
ユーザーやクライアントに向けて、
ダイレクトマーケティングを行うことはマストとなります。
4.多様化時代に必要なもの
お伝えしてきた以外にも、さまざまなアプローチをしていきますが、
それらの根幹がすべて雑誌にあることで、
媒体のトーンがバラバラにならず、
各担当にいる人達が理解しあい、
1つのメディアとして大きく、そしてまとめやすくなり、ユーザーは安心して、TPOに合わせて
メディア間を周遊してくれる仕組みを作りたいと思っています。
絵本の「スイミー」のように、
1つでは弱いコンテンツを固めて大きなカタチにして生きる。
これが私の雑誌ビジネス、インデックスメディア戦略の基礎となる考えかたです。
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