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卸営業②社内対応
前回、卸売業の営業業務の「社内対応」です。
色々な企業と接していますが、どの企業も簡単にいえば、「会議まみれ」です。
経営や事業部の大きな会議、エリア会議、個別の施策会議、営業会議、なにかよくわからない会議、等々、朝から晩までビッシリ埋まっています。んま、これは卸営業というより業態問わずの全般に言えることですね。
一般的に、会議には、「前工程」と「後工程」があります。
前工程は2つ。資料作りと根回しです。資料作りは、いわずもがな、毎回パワポで丁寧に作ります。そして、根回しは「段取八分」なんて諺がありますが、キーマンへ事前にコンセンサスをとります。これを会議本番が開催されるまで、繰り返されます。そして、後工程は、みなさん大好き議事録です。こちらも丁寧に作成後、関連各所に共有します。ちなみに議事あるあるで「見直したことないよねぇ」とよく聞きます笑。
この会議まみれは、どうやらビジネス文化ぽいですね。日本の会議文化は形式を重んじ、間接的なコミュニケーションとグループでの合意形成をする。一方で西洋の会議は、対立や衝突はプロセスであり、より直接的な議論を重視する特徴があります。全てじゃないですが、比較するとおもしろいです。
では何故、グループや組織の合意形成となるかを考えた時、「オーナーシップ」というキーワードが出てきます。やるぞと決めたことをやれない環境ができている、むしろ「オーナーシップ」を排除するようなビジネス環境が構築されてしまっている気がするのです。
卸営業に話を戻します。
卸営業はこのような社内プロセスに巻き込まれながらも得意先との商談機会を作り、売上につなげていきます。いやほんと忙しいですよね。この課題は根深く、マジで社会全体のマインドチェンジが必要だと改めて考えます。
でもですよ、ここに、テクノロジーを投入することで、マインドチェンジ以外でかかるコスト(時間)を半減できるポテンシャルは十分あると考えます。もちろん僕らの相棒GPTくんです。彼と一緒に資料作りから議事メモまで完結させることができます。パスタを食べるのにフォークを使うのと同じくらい、GPTと共創することは必然です。
そう考えると、生身の人間としては、より「目的」をもつことが重要となります。社会学者の宮台真司先生も、「会議とは合意形成の場」と明言されています。私もマジでそうだと思っています。「目的をもって合意形成する」。それは現時点では人間にしかできないこと。それ以外の会議プロセスはGPTに任せられる。意地悪なことをいうと会議の想定議論もGPTでできますね笑。そして重要なことは「会議で決めたことを実行すること」です。
うーん、今回は卸営業の社内対応というより、世の中の会議の在り方になっちゃいましたね、ごめんなさい。