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成功法則その31【究極の相続対策とは】

 一般的に相続対策、相続税対策というと、借金をして土地建物の評価額を下げたり、生命保険を使ったり、資産管理会社を設立したりすることが挙げられると思います。社長に死亡退職金を支払ってみたり、同族会社の株価を下げる努力をしたりです。

 しかし、それらの対策は本当に有効なのでしょうか。納税額が減少することは間違いないと思います。その後に財産が増加していくのか、本当に家族(遺族)が喜ぶのかどうかはわかりません。

 私が思う相続(税)対策は、以上のようなものではありません。親が亡くなった後に子供たちが如何に所得を得て、如何に資産形成をしていくかを目標とします。そして、その目標の為に親が元気なうちにお金を使って自らの資産を減少させ、相続税を安くするような方法です。

 一言でいうと、子供の教育にお金を使って、親なき後に子供が高額所得者になる方法です。財産を子供に残すよりも、お金の稼ぎ方を子供に身につけさせることの方が賢い方法だと思います。
 
 さて、そのような方法にはどんなものがありますでしょうか。親の職業や子供の適性などケースバイケースになりますが、列挙してみます。

①プロスポーツ選手を目指して海外留学
②海外留学してMBA取得
③芸術家、音楽家、著述家などを目指す
④子供を社長とした法人を設立し早期に経営者体験をさせる。
⑤資産運用のプロを目指す。

 多分才能があれば、①~③が相応しいと思います。平凡であれば④~⑤が良いのではないでしょうか。特に⑤は株式投資の学校などで知識を習得することができます。世界一を目指すのはとても難しいですが、そこそこの資産家になるのは容易だと考えています。

 ちなみに税理士は資格取得に苦労しますがそんなに儲かる商売ではありません。勉強にもそんなにお金がかかりません。相続対策になりませんね。

 子供の将来を考えながら節税対策にもなることです。最初は机上の空論かもしれませんが、考えているだけでもワクワクします。何か将来の目標を設定するきっかけになるかもしれません。

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