成功法則その30【パレートの法則を使おう】
私は仕事で使う書籍を読むときは、ページのすべてに均等に目を通すことはありません。必ず重要な20%の書かれている場所を探すように目を通し、その必要な部分を精読し、その他の80%の部分については、いわゆる「飛ばし読み」「斜め読み」などを行い、時間を節約します。もちろん小説などの味わって読むような書籍には適用しないことは言うまでもありません。
このような20%と80%の関係を「パレートの法則」というようです。
パレートの法則とは、ある特定の要素2割が全体の8割の成果を生み出しているというものです。
経済学者のヴィルフレド・パレートが考案した経済学上の法則で、所得分布における上位20%の富裕層が社会全体の内80%の資産を占めているというものです。
この法則は仕事でもプライベートでも結構使えるものではないでしょうか。先に挙げた読書の例だけではなく、様々な情報収集方法に適用できると思います。YouTube、雑誌、新聞、メール、書籍、決算報告書(有価証券報告書)、裁判の判決文(判例)
私は、全部読んでもどうせ忘れるし、時間の節約をしたいし、人がびっくりするような速読もできないので、この方法を取り入れています。
情報収集の他には次のようなことにこの法則を感じます。
① 顧客:20%の優良顧客が年間売り上げの80%を占めている
② 業務:その日の業務予定の20%が1日の80%の業務時間を占めい
ている
これらのことは、決して重要でない80%を切り捨ててよいという考え方ではありません。優先順位の上位に重要な20%をもってくるということ。そして重要な20%に時間配分を多くすることだと思います。
この「優先順位」と「時間配分」を考慮しなければならない様々な分野において有効活用できる法則だと思います。
目標の設定、 年間スケジュール、経営計画、 人生計画に応用しましょう。