子供の能力は、計り知れない!
長男の時は、初めての育児で、
こちらもこわごわやっていました。
新生児の時は、起こさないように、
抜き足差し足で歩いたりしていました。
それでも、ビクッと起きてしまったり。
それが、下の子になると、上の子が
ギャーギャードタバタと騒いでいても
すやすや寝ています。
親が神経質に育てると、子供も神経質
になるのですね。
ある方は、子供が風邪をひいてはいけないからと、
夜中に目覚まし時計をセットして、
夫婦で交代しながら、
布団をかけていたそうです。
ところが、我が家はそんなことは、
していません。
放ったらかしで、
親はぐーぐー寝ていました。
すると、子供は風邪をひいたのか?
いえいえそんなことはありません。
子供は、寒ければ自分で布団をかぶり、
暑ければ布団を足でけっとばす。
ちゃんと、自分で温度調整出来るように、
育っていったのです。
分かっていてそうしたのではなく、
たまたまそうなったのですが。
子供ってすごいなと思いました。
逆に、親が過保護にすれば、
子供の能力を開花させないこともあるのです。
どこかで読んだ話ですが、よちよち歩きの赤ちゃんを祖母に預けたところ、それまで、上手に転んでいたのに、急に後ろにバタンと倒れて、頭を打ったそうです。
なぜかと思ったら、転んで頭を打ってはいけないと思った祖母が、
一日中、後ろからその子の襟首を持ってついて歩いていたそうです。
それまでは、上手に転んでいたのに、
首のところに祖母の手があって、
支えてくれるものですから、
その手に頼るようになってしまったのです。
そして、その手がなくなった途端に
後ろに倒れて頭を打ってしまったというわけです。
転んで頭を打ってはいけないと思う親心が、
逆に子供を危険な目に合わせてしまったのです。
子供は、大人が思う以上に能力を持っています。
それを邪魔する祖母の手にならないように
しないといけないと思います。
手は出すな 目は離すな
子供のすることの邪魔をしてはいけないけれど、
目は離してはいけません。
子供がやろうとしているのに、
親がやってしまっている人がいます。
逆に、ほったらかしで、見ていない人もいます。
どちらも、よくありません。
危ない時には、助けないといけないし、
人に迷惑をかけるような時には、
対処をしないといけません。
驚いた話があります。
中学生になっているのに、子供は突っ立ったままで、
母親がしゃがんで子供に靴を履かせているというのです。
これは、極端な話ですが、
そこまでではなくても、
そんなふうなことをやってはいないか、
考えてみるのもいいかもしれません。
末っ子の話です。
先日も書いた通り、私が忙しいので
私に相当気をつかっていました。
ある時、洗濯物を干そうとしたら、
末っ子の靴下が繕ってあるのです。
穴があいていたはずなのに。
もちろん、上手ではありません。
ただ穴の部分を糸でぐるぐる巻いてあるだけです。
でも、私は、小学校低学年の子供が
糸と針で繕い物をするなんて、
思いもしませんでした。
驚くと同時に、
子供ってすごいなぁと思いました。
私が忙しそうなので、
靴下に穴があいたから繕って欲しかったのだけれど、
言えなくて自分で繕ったのだと思います。
もう一つあります。
長男は、調理師学校に行っていたので、
家でだし巻き卵を焼く練習をしていました。
その兄に、末っ子がだし巻き卵の焼き方を習っていました。
そして、ある日。
「お母さん、はい、お弁当」
と言って、タッパーにだし巻き卵を入れて、
その上にロールパンを乗せハンカチで包んで渡してくれたのです。
私は、驚き、感動しました。
私は、10年間も母親にお弁当を作ってもらっていたけれど、
自分が母親にお弁当を作ろうと思ったことなどありませんでした。
(ちなみに、今は、週1回だけですが、母親のためにお弁当を作っています)
もちろん、母は働いていなかったので、いつも家にいたから、
お弁当が必要とは思わなかったというのもあるかもしれませんが。
でも、たとえ働いていたとしても
小学校低学年で、母にお弁当を作るとは、
思いつかなかったという気がします。
あまりにも嬉しくて、この2つのエピソードは、
今でも忘れられません。
このように、子供はこちらが想像もしないような能力を持っています。
それをできるだけ引き出すように育ててあげたいなと思います。
もう、私の場合は、子供が成人してしまっているので、手遅れですが、子供さんが小さい方は、そうしてあげてくださいな。
こんなことできるはずがない、
と先に決めてしまってはダメだと思います。
先日、
フジテレビ 奇跡体験!アンビリバボーで
感動する実話を見ました。
両脚がない女性の話です。
その女性は、子供の時に、育児放棄されて、
養父母に育てられました。
その養父母の育て方が素晴らしいのです。
いっさい
「できない」
と言わないのです。
なので、その子は、脚がないけれども、
いろいろなスポーツを人並み以上にやっていました。
そして、テレビである体操選手の試合を見て、
「私、これをやりたい!」
と言って、体操を始め、健常者と同じ大会で3位になるのです。
この女性の両親のように、
「できない」
という言葉をいっさい使わずに育てたら、どれほどの能力を発揮するか、楽しみですね
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