野生の旅する蝶たち『初めて飛んできた あさぎマダラ』in 父母ケ浜。旅の最終日
『自分の庭にあさぎマダラが初めて飛んできた時の何とも言えない感動。本当に嬉しかったあ〜(笑)。みんなにも味わってもらえたらと思ってね。僕は野生の旅する蝶たち『あさぎマダラ』が好む『藤袴(ふじばかま)』の花を植える活動をしているんだ(笑)。』
そう話してくれた、麦わら帽子の大西計(おおにし はかる)さん。
ここ地元で農家をやっている。蝶への想い。少年のようだった。
ちなみに『藤袴』の花言葉は『あの日を思い出す』らしい。
香川県父母ケ浜で出逢ったカッコいいおじちゃん‼︎
渋味を感じる低い声でゆったりと話す大西さんだけど、カメラを向けてお願いすると夕日を背に変わる変わるお茶目なポーズをたくさん取ってくれた。
もうひとり出逢ったのは沈む夕日を毎日眺めにくるという自転車に乗ったおじちゃん。
『素敵や〜。空気が澄んでる秋の大潮。4時から6時に潮が引く。そん時が一番美しい夕日になるんや〜。』一緒に夕日を見ながらそう彼は教えてくれた。
『素敵』という言葉を何度となく使うおじちゃん。粗い語り口調がとても心地よかった。自転車にまたがる後ろ姿。引き締まった手足の筋肉。顔の深いシワ、Tシャツと短パン、白のサンダル。本当にカッコええなあ〜👍
私が瀬戸内と四国で出逢った人々は皆心が穏やかで温かい。
そして美しい自然、人の優しさと笑顔に出逢えた旅になった。
日々仕事に追われ空がある事さえ分からなくなっていた毎日。そんな生活に呑み込まれ埋没した私。心を閉ざして色んな事を諦めそうになった。周りの人々との関係も諦め、偽りの仮面を被った私しかみんなに見せることが出来なかったように思う。これまでは。
『思い切って旅に出た私よ〜。よくやった!!』
自然の中に身をまかせ出逢いを楽しむ。それだけで十分。よ〜はシンプルで良いのだよ。
瀬戸内の旅で出逢えた『 素朴な笑顔。何気ないのかも知れないけど心にぐっとくる優しさ。』人情味あふれる心。私もそんな人で在りたい。そんな人になりたい。自分自身と正直に向き合い、日々を丁寧に生きる私から始めようと思う。
そんなことをあれこれ思いながらママは愛しい息子と夫の元へ帰ります。
今回の旅、私と出逢ってくださった方々『ありがとうございました。』
心より感謝を込めて。