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iPhone の写真のデータサイズが大きすぎる件


気楽にパシャパシャ写真を撮っていると…

こんにちは、みやふくです。
皆さんは、写真を撮りますか?休日にお出かけすると、よくスマホで写真撮っている人を見かけますね。特に観光地とか。日本はiPhoneを使っている人が結構多いので、iPhoneのカメラアプリで撮る人をよく見かけます。話を聞くと、iPhoneに保存している写真の枚数が何千枚とある人も(写真探すの大変そう)。
そんなユーザーに対してAppleはiPhoneのカメラの性能を上げていこうと開発しています。レンズが1つから3つに増えたり、画素数が500万、800万、1200万、4800万画素と増えました。でも画素数が多いとある事が気になりました。

画素数が多ければ、データのサイズも

一眼レフやミラーレス一眼を使っていれば、ほとんどの人は見たことあるRAWデータ。一般的なJPEGというファイル形式の画像より、色情報が多くて、編集に使いやすいデータですが、情報が多い分、データサイズも大きくなります。iPhoneでも、Proの機種にはApple ProRAWというRAW(正確に言えばDNG)データで撮れますし、無印(数字だけかplusの機種)のiPhoneでも、別のカメラアプリを使えばRAWで撮れます(Lightroomアプリでも撮れます)。
私が使っているNikon Z6Ⅱも、RAWで撮れば30MB前後。RICOHのGRⅢxも同じぐらい。共に2000万画素代のカメラなので、14bitで撮ればこれぐらいのサイズになるかと。因みにiPhoneでも1200万画素のカメラで撮ると、10MBから50MBぐらい。画像は色の数と複雑さでデータ容量が変わりますが、ここまでデータに差があるのは珍しいかと。それでは4800万画素フルに撮るとどうなるのか、写真アプリで見てみましょう。

ミラーレスのZ6Ⅱ。14bitで撮ってもこんなぐらい。

写真アプリで画像のデータを見る

iPhoneの写真アプリでは、写真の画面の状態で、上へスライドすると、その写真のプロパティが見れます。その中にデータ容量が見れます。それをよく見ると…

カラフルな写真ではないけど…


とても大きなデータじゃないですか。100MBですと10枚もあればそれだけで1GBですよ。
ミラーレス一眼カメラで4000万画素超えの機種は多いですが、それで100MBは大きいとは感じないです。ミラーレスはメモリーカードの容量の許す限り撮れますし、満タンになればメモリーカードを変えればOKそして、パソコンで大容量のHDDかSSDに移せばまた使えます。一方、iPhoneはメモリー容量が決まってますし、写真データ以外にもメモリーは使われます。SDカードは入らないですし、iPhoneから外部メモリー媒体に移すのも容易では無いです(特にLightningのiPhone)。しかし、お手軽に撮れるのがiPhoneを含むスマホの利点なので、メモ代わりにも使うほど多く撮ってしまうことも。そしたらメモリー容量がすぐに圧迫します。

メモリー容量対策しよう

RAWは必要な時に

メモリー容量が圧迫する前に対策しましょう。iPhoneのカメラアプリは、右上にRAW撮影の切り替えボタンがあります。RAWじゃなければ、JPEGかデータの少ないHEIFにできます。メモ代わりに撮る時に、RAWで撮るのは勿体無い(まさか後でLightroomで編集するとは思わない)。編集が必要な撮影だけRAWで撮りましょう(カメラ持ちなら自前のカメラで済ませると思う…)。

ファイル形式が違うだけで約25倍の差ができる。


ワンプッシュで切り替えられるのは便利

定期的に別のメモリーに

難しいとは言え、一応iPhoneから外部メモリーに移すことは可能です。厄介なのはその外部メモリーとの接続方法です。特にLightningのiPhone。Lightningに直接させるUSBメモリーを使うか(あれ、結構割高価格)、USB変換ケーブルで外部メモリーに繋げる。しかし、電力を必要とするポータブルHDDに繋げても認識しないこともあるので注意。上手く外部メモリーが認識する事を祈るだけ。確認方法はファイルアプリを開き、データの項目に接続した外部メモリーがあればOK。iPhone15シリーズならUSB Type-Cケーブルで接続。こちらの方が安定するのか認識しやすい。
外部メモリーの接続ができれば、後は写真アプリを開いて、移す写真を選択して、共有ボタンからファイルに保存を選択。そしたら、先ほどの外部メモリーを選んで、自分が移したいフォルダーに保存するだけ。ただ一度に大量の写真を移すと結構時間がかかります(iPhone15proシリーズ以外はUSB2.0の規格なので遅いです)。移した写真は写真アプリから完全に消しましょう(ゴミ箱の中までしっかりと。誤って移してない写真まで消さないでね)

HDDよりSSDの方が電力が低いので認識しやすい


外付けのメモリーを認識するとファイルアプリに表示されます

ちなみに

iCloudの裏ワザで「共有ファイルに保存すれば、5000枚までタダで保存できちゃう。」というのがありますが、それはオススメしません。画像サイズが小さくなるので、後々の編集に困ります。撮ったありのままで保存させたいです。

最後に

iPhoneのRAWデータは大きいという話でしたが、果たしてRAWをまともに使う人はいるのでしょうか?SNSに投稿するにしても撮って出しするか、RAWとは関係ない特殊な効果を出す加工(ソフトフィルターとか、美肌効果など)をするぐらいならRAWで撮る必要ないですし、最近のiPhoneでみかけるHEIFというファイル形式でもJPEGより圧縮率が高く、10bitの色情報がありますので、これでもある程度の加工をしても画質が劣化することはありません。
写真を多く撮る事は悪いことではないです。上手くなりたいなら、多く撮って経験を積みなさいと言われるほどですから。しかし、メモリー容量を気にせず撮ると、次第に写真を保存することができなくなりますし、思い出の写真を消せざる負えない可能性もあります。そうならないように撮った写真はしっかり管理しましょう。

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