詩 チョコミントとポッピングシャワー

チョコミントとポッピングシャワーのアイス
その2つが好きなあなた
わたしも同じだったけど
あなたのことは好きになれなかった

それなのに
あなたが離れてゆくことに寂しくなった
高架橋を過ぎる電車を煩く思うのに
過ぎたときの静けさに孤独が染みてくるように
あなたが私に飽きることに
なぜか勝手に寂しくなったの

あなたのことは嫌い
多分あなたも私を少し嫌いでしょう?

それなのに
チョコミントのような爽快感も
ポッピングシャワーみたいに弾ける力もない
ただただ過ぎるこの時間を
口の中で溶けてゆくアイスのように
味わっていたいと思ったの

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