大腸がん検診はどの方法が良いのか?
みなさん、がん検診うけていますか?
いまのところ、日本でルーチンで実施されているがん検診は、女性では乳がん、肺がん、胃がん、子宮頸がん、大腸がんで、男性では肺がん、胃がん、大腸がんです。公益財団法人日本対がん協会のホームページには、男女別の部位別がん罹患数と死亡数が掲載されています。
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大腸がん、いやですねぇ・・・。こんなにメジャーな癌なんですよ。大腸がんで死なないためには、ライフスタイルを変えて予防することと、もしがんになっても、治療すれば高い治癒率が期待できるような早期に発見したいですよね。
では、大腸がん検診はどのような方法を選択すべきか?について久住英二は何を考えているのか、解説します。
ふつうの大腸がん検診は40歳から便潜血検査
ふつうの大腸がん検診は、免疫便潜血検査2日法という検査です。大腸がんはポリープという良性のイボができて、そこに遺伝子の傷がどんどん加わると、ポリープが大きくなり、やがてがん細胞が生じ、大腸がんになると考えられています。
ポリープがある程度大きくなってくると出血するようになるので、糞便に混じった血液を検出するのが、いまの検査法です。お肉を食べると動物の血液が検出されてしまうでしょうか?いえ、胃酸でヘモグロビンが壊れてしまうので、その心配はありません。
便潜血検査では大腸がんの30%を見逃すって知っていましたか?
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久住英二は何を考えているのか?
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内科医で、感染症に詳しいと言いながら、頭痛だの加湿器だの、いろんな事を解説している。久住の頭の中はどうなっているのか?月に4〜6回ほど更新…
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