命の誕生〜出産レポ②〜
入院することになり、私と夫は陣痛室で2人でカレーを食べます。
母が作ってくれていたカレーは美味しくて、(あとで陣痛の痛みで吐くことになるけど)、陣痛に耐えられるようにエネルギー補給をしっかりしておきました。
一気に進むお産
お腹を温めた方がいいと聞いて、電気毛布を使ったりカイロを貼ったりしました。
そして、好きなアロマの匂いを嗅いでリラックスするためにアロマスティックを握りしめる...
このスティックには、本当に助けられました。香りって陣痛に効果あるんですね...
痛みはどんどん強くなり、夜中の22時に。入院した時は19時だったのですが夫は「泊まろうかな、どうしよう」と狭い陣痛室でどうやって寝ようかアタフタ。
「まだ破水もないし、帰って寝ておいた方がいいよ」と夫を追い払う私(笑)
そう、夫に気を遣っている自分がいました。
産まれる時まで体力を残しておいて欲しい。
分娩室で一緒に立ち会って欲しいから。
夫は夜通し寝ずに腰をさすったりするつもりだったのでしょう。でも、私も眠気と陣痛と闘っていることもあり、助産師さんがいるから大丈夫!という変な確信もありました。
そして夫は帰宅し、一気にお産が進み...
もうすぐ赤ちゃんに会える!と信じて
夜中の12時頃から3時頃が、ピークだったように思います。陣痛が強くなる中、フッフッフッフッの短息呼吸も苦しくて。お腹も痛くて歩けず、「あぁ、くる....!!」と陣痛が来る時を助産師に伝えるのに必死。さすりにきてくれる助産師さん、本当にありがとうございました。(忙しいのに...)
そしてそして3時頃、「パパ呼ぼっか!電話しよう」と助産師さん。ギリギリまで呼ばない私、ほんと😅
夫は2コールで出てくれて、寝ぼけた声でした。
そして私は分娩台にやっとのぼりました。
夫がきて、私を見て「大丈夫だよ」と声をかけてくれるのですが「大丈夫じゃなくて、会えるね、とか前向きな言葉お願いね」とフッフッフッフッの荒い呼吸と陣痛のとんでもない痛みの中伝えたことを覚えています(笑)
いきみ逃しは本当に辛くて、噂通り。
逃せる人すごいです...無理だよ...
だって、痛くて痛くて出したいのに、力を入れるなと言うんだから...
でもこのままじゃお産は終わらない。我が子に会えない。いきんだら我が子が苦しい。
力を抜いて...ただただ夫の手を握って...
赤ちゃんだけに集中して...
もう痛過ぎて私が死んでもいいから、産まれてきて欲しい!とまで思いました。
痛い!よりも
会える!もうすぐ赤ちゃんに会える!という気持ちで。
ただ、ただ、それだけしか頭にありませんでした。
そしてそして、気がつくと子宮口は10センチ。全開。
さぁいきみましょう!と助産師さん。院長先生もやってきました。
助産師を目指している妹と、毎晩練習した呼吸法。ここで役に立ったんです!
痛さの中、助産師さんの声を聞く余裕もないので本当に練習しておいて良かったです。
妹ありがとう...!
産まれた... 本当に産まれた...!
とんでもない命懸けの痛みの末に...
4時ごろ、我が娘が誕生しました。
本当に人の形をしていて(当たり前なんだけど)、こんな大きい子がお腹にいたんだ!と思うと、すごく驚きました。
隣でずっとずっと、手を握ってくれていた夫。
痛い時にギューっと握り締め過ぎたよね。
分娩室ではきっと倒れると思っていました、でも
パパになる覚悟の顔をして、私に明るい言葉をかけてくれたね。
本当にあなたがいないと産めなかった。
私1人ではこの命懸けの出産はできなかったよ。
ありがとう、とたくさん伝えました。
まとめ
この出産レポは、ようやく産後5日目で書けるようになりました。本当は産後すぐ〜1日目に書く予定でしたが、出産の疲労から書けませんでした。
(出産直後、貧血で一瞬意識を失った私。夢を見ていると思っていましたが助産師さんの大きな呼びかけ声と肩を叩いてくれて意識が戻りました笑)
命懸け、ですね。
そして寝てないので眠かった...(陣痛くる間に眠れるわけはない)
妊娠、出産を経験して。
本当に女性ってすごいと思うと同時に、この痛みに耐えられて赤ちゃんに出会えた時の幸せといったら...言葉に出来ない。
産まれた赤ちゃんは我が子で、可愛くて目に入れても痛くないって言葉がしっくりきて
お腹の中にいた時から、誕生してくれてやっとやっと会えた!!
やっと会えたね、嬉しい。
今はそんな気持ちです。
おっぱいを飲んで、寝てばかりの我が子です。
大切に愛情込めて育てていこうね。
思い出すだけで、嬉しい涙が止まりません。
本当に幸せです。
♬.*゚今日も、あなたも私もお疲れ様です♬.*゚