ただ話を聴く
こどもをお迎えに行ったとき、園の先生から、お友達と喧嘩している様子はなかったけれど、噛んだ、噛まれたがあったとの報告を受けた。
帰ってから、こどもに聞くと、お友達に先生に言わないから腕を噛んでほしいと頼まれて噛んだと。でも、先生に言われて、怒られると思って咄嗟に自分の腕を噛んで、お友達も噛んだと先生に言ったらしい。
ショックだった。
自分が怒られるから、嘘をついて誤魔化したの?と。
私は、正直でいなければとゆう思いが強い。
正直でいないと、嫌われるや、正直でいないと信頼を失うとゆう思い込みがある。
それを刺激されて悲しくなった。
ノートに自分の気持ちを書いて少し落ちついてから、今講座を受けている先生でもあり、いっしょに心の仕組みを、学んだ仲間でもある方に想いを聞いてもらった。
こどものその状況を思い浮かべることができる?
と聞かれたとき、こどもが嘘をついてないかどうかの問いかと思った。
恥ずかしながら、こどもの気持ちを考えた優しい返信がその方から返ってきてはじめて、そうゆう意味ではなかったことに気がついた。
こどもの話を聞くときも、嘘はついていないか、この子に非はないのかと言う視点で聞いていた。
寄り添って話を聞くのではなく、裁判官がジャッジするかのような気持ちで聞いていた。
そして、そのことに、この質問と返答がくるまで気づかなかった。
最近、私自身の変化を感じることが多かった。自分の気持ちを受け止められてきたなと嬉しくもあった。
けれど、このことで、まだ、私の話を私がジャッジしながら聞いていることがあるのだろうなと思った。
けれど、それで、落ち込むことはない。
気づけてよかった。
話を聞く時は優しく、ただ話を聞こう。
悲しかった気持ちを受け止めて、悲しかったねと抱きしめてあげよう。
そして、それから、大切なことは伝えていこう。
できなくてもいい。私は、練習中なのだから。