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【Vol.5】2度の海外駐在で2度の婚約破棄を経験した男

初めまして。スーホです。

今回は歩兵くんに「海外経験が豊富で色々な経験をしているスーホさんに記事を書いて欲しい」といつまで経っても言われないので、自ら志願してnoteを書いてます。

簡単に自己紹介をさせて頂きます。

私は新卒で総合商社に入社し、消費材のトレーディングの部署に配属されました。入社2年目でインドに長期出張(3ヶ月)を経験し、2度とインドには行きたくないという強い負の気持ちを抱きました。

その2年後、社会人4年目の終わりに部長から呼び出されました。

「来年からインド駐在ね」

突然すぎる絶望的な通告に言葉が出ず、部長の前で30秒ほどマジでフリーズしたのを覚えています。

私は生まれつき片方の耳が悪いので、念の為に「あの、インドですよね?カレーの」と聞くと、部長に「インドだ、ガンダーラの」と言われました。

「ガンダーラはパキスタンだろクソ野郎」という気持ちをグッと堪えて「はい」と返事をしてその場を去りました。

●My First 婚約破棄

当時婚約中だった彼女には恐らく海外駐在になる事は伝えていました。

しかし、先進国や東南アジア駐在で「The 駐妻」の様な生活が出来る様な前提で彼女には話をしていましたし、彼女自身も父の仕事の都合で小さい頃にマレーシアに住んでいたので、駐妻の生活がどんなものかは良い感じにイメージしていたと思います。

しかも、妻は幼少期のインド旅行が軽いトラウマになっていたらしく(道端でうん●している人を見たとか、野生動物に追いかけられたとか、トイレットペーパーがなくて絶望したとか)、インドにはマジで行きたくないと事前に言っていました。

そんな中「インド駐在」を拝命した私。もうどう伝えればいいのか分からず、1週間ほど作戦会議をした結果、以下の2点で攻めようと思いました。

 ①給料は2倍になる
 ②部長から期待されてるので出世に繋がる

1週間の長考でなぜこの2点に絞ったのか?

それはこの2点くらい伝えられるメリットがなかったからです。

関ヶ原の戦いの合戦に全裸丸腰で突撃するような気持で私は彼女にインド駐在に帯同して欲しいと伝えました。

長く付き合っていたし、婚約中だし、たとえインド駐在だとしても妻はついてきてくれると信じていました。

結果は、、、

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