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べきを「したい」に。 正しいを「楽しい」に。

 怒りをコントロール。
 アンガーマネジメントの本を読んでいて、べきを「したい」に。 正しいを「楽しい」に。を思い出しました。

 僕にとって、とても自然に芯にある考えなので、もともと怒ることが少ないのですが、本を読んでさらに腹落ちした気がします。
 
 「べき」という思考に陥ったことがあります。他人に対して、自分の「べき」を押し付ける。相手の話を聞かない。べきが正しいと、自分で確信している。たぶん、間違ってはいないんだけど、うまくいかなくなりました。人とぶつかるし(当然ですが)物事が思うように進まない。いいことがありませんでした。その時の教訓として、「べき」を振りかざすとなにもいいことが起こらない。じゃ、なにをするのか?「したい」に変えること。

 「○○したいのですが」は、押し付けていない。要望であり、提案。だから、受けるかどうかは相手に委ねられる。反発を受けづらい。一旦相手にも考える余白がある。
 この考えが身についてから、人から「べき」というマウントを取られた際には、冷静でいられるようになりました。

 「あ、この人はこういう人なんだ(マウントとる人)」
 「残念だな、、(距離を取ろう)」
 「俺は、こういう人にはならないぞ(反面教師)」

と、自分にとってプラスになるように考えるようにしています。だから怒ることはありません。そんなことで怒るのは、ネガティブな感情にもっていかれるのはもったいないと思っているからです。

 べき、に隠れているのは「私は正しい、あなたは間違っている」であり、自分が100%正しい事ではないのに、そう確信していること自体がむなしい。そして、視野を狭くしている。 僕は間違っているかもしれない、という前提があることが、自分に余裕を作るし、学ぶ姿勢を作り出す。

 そもそも、全ての事に100%正しいことはないんだから、「そんな考え方もあるのね」ととらえた方が、なんだか新しいことを知れたようで楽しい。そして、学んで、成長できる。「正しいことに固執するより、楽しいことを探したほうがいいんじゃないかな」

 過去の苦い経験から、「嫌なことを避けてきた」自分だからわかること。


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