100回の法則:継続は成功への鍵
この記事は、2022年7月22日に、こちらのHENNGE Taiwanのホームページに英語の記事として投稿した内容の日本語版となります。
会社サイトのブログ記事投稿数が100件に達する
2021年の終わりに、HENNGE Taiwanのサイトにおけるブログの投稿数が100件に達しました。最初の投稿から100件の到達までに、2年を要しました。なかなか継続的に続けることは難しく、今もなお、効果的な方法を模索中ですが、以前に比べると、とてもシステマチックに出来るようになりました。さらに、訪問者数も昨年に比べ倍増することができ、弊社のブログへ訪問いただいた方々に、とても感謝しております。
最近のマーケティングにおいて、コンテンツマーケティングは、インバウンドのお問い合わせを増やすための重要な手法とされています。その他、コンテンツマーケティング以外でインバウンドのお問い合わせを増やす方法としては、リスティング広告があります。もし、お問い合わせを獲得するために、効果的なキーワードを選択することができるのであれば、リスティング広告は、そのキーワードに興味を持っている人に広くリーチできるため、効果的な方法となります。しかしながら、ニッチなターゲットを狙う場合、それに関連したキーワードを検索する人が少ないため、リスティング広告は効果的ではありません。そのため、特に初期にニッチなマーケットを狙うスタートアップにおいて、コンテンツマーケティングは、有効な手法として広く利用されるようになったと思います。キーワードがニッチであれば、検索結果における上位表示争いも激しくないため、そういった企業においては、リスティング広告に費用をかけるのではなく、検索結果に表示されるコンテンツをより多く投稿した方が良いことになります。
100回の法則
実はこの法則はあまり有名ではないのですが、何かに対してチャレンジする際に有用な「100回の法則」というものがあります。意味はとても簡単です。もし何かにチャレンジしたい場合、とりあえず100回繰り返しどのようになるかを見てみるというものです。100という数字には大きな意味がないと思いますが、少なくとも多くの人は、何かを100回も繰り返し実施したのであれば、そのことが効果的かどうかの判断ができるようにだろうということについて、否定はしないと思います。さらに、もし100回も繰り返しできるのであれば、次の100回もやろうと思えばできるだろうと推測もできます。
ブログ投稿おいて、閲覧数の伸びが見えるようになるためには、70~80の投稿が必要と言われています。よって、我々にとって、100件の投稿は、良いマイルストーンでした。実際のところは、投稿数が90件を超えたあたりから、閲覧数が急に伸びていきました。
他の例として、私が確かに100の法則だなと思うことは、私が最初に台湾へ事業拡大のために来た際に、100件の企業に訪問することを目標としたことです。その当時は、100回の法則の存在を知りませんでしたが、台湾におけるビジネスカルチャーを理解するためには、100件くらい訪問する必要があるだろうと思ったからです。結果、初めの1年で100件の企業に訪問することができ、日本と比べ、製品を導入する際のプロセスや承認のプロセスに違いがあることに気づくことができました。
「やる気(情熱)」の「ものさし」としても有用
仕事においてもプライベートにおいても、達成したいことは沢山あると思います。それは、新しい言語の習得であったり、仕事においての売上成績向上であったりします。また、健康のためにダイエットに取り組むということもあると思います。その際に必要な「やる気(情熱)」ですが、それは、どれだけそのことを継続して出来たかを見ることによって測ることができると思います。もし、ある人が100回同じことを繰り返すことができたのであれば、その人はそのことに関して十分「やる気(情熱)」があると言えます。しかしながら、いくら言葉上で「やる気」があるといっても、そのことを数回しか実施しないのであれば、なかなかその人に「やる気」があるとは言えません。
なお、継続性を持続させるために大切なこととして、繰り返し実施する内容が簡単である方が良いと言われています。例えば、減量するために、20kmを毎日走ろうという目標を設定した場合、それはアスリートでもない限りなかなか達成が難しいと言えます。逆に、30分毎日歩くとした場合、20kmを毎日走るよりも継続のイメージが持てると思います。もちろん、減る体重の量は、20km走った方が30分歩くよりも多くなると思くなります。ただ、100の法則では、成果としての数値よりも、とにかく100回実施した後、結果がどうなったかを検証することによりフォーカスされていると思います。このケースの場合、100回実施したあとに、どのくらい体重が減ったのか、また、これを繰り返し行うことは可能なのかを検証し、それに応じて、繰り返す内容を調整したり目標を設定したりすることができると思います。
変化が激しい現代において、結果の予想が難しくとも、挑戦をしていかなければいけないという状況も多くあると思います。そんな場合は、とにかく意味がありそうなことを見つけ、とりあえず100回実施してみれば良いと思います。そして、100回も実施すれば、そのことについてより深い理解ができ、適切な目標を設定できるようになっている思います。
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