サロンOEM完全版ガイド
サロンOEM完全版ガイド
目次
サロンがOEMヘアケア商品を販売しないといけない理由
サロンがOEMヘアケア商品を販売する際の優位性
初心者がやりがちな失敗事例
商品選定 - どんな商品をOEMで販売するか
OEM会社選び
商品デザインと商品ページデザイン
必要なパソコンスキル
販売場所
販売方法
広告運用
商標とライセンスに関する注意点
トラブルシューティング
リソースとツール
このnoteは5ヶ月のLINE質疑応答付きです。
1、サロンがOEMヘアケア商品を販売しないといけない理由
美容業界は過去15年で大きな変化を遂げました。15年前は、300万円の貯金を元手に、600万円を借りて独立し、ホットペッパーなどの集客媒体を活用すれば、誰でも簡単に成功する確率が非常に高い時代でした。これは、美容師の数が多かったため、人件費や採用費が安く、採用も容易であったことに加え、内装費や光熱費、集客費も現在よりも低かったからです。
しかし、ここ15年で状況は大きく変わりました。美容師の数は減少し、美容室の数は増加。採用は難しくなり、円安や物価上昇によって内装費も大幅に上がっています。特に、内装費はこの10年で約2倍にもなったとされています。それにもかかわらず、カット料金はほとんど変わっていません。一方、コンビニのおにぎりの価格は1.5~2倍に上昇し、手取り賃金は上がっていません。このため、美容室のカットの値段は上げにくく、利益率は下がり、美容室の倒産件数も増加しています。
この困難な状況を打開するには、カット料金の引き上げ、またはサロン以外の収益源を確保する必要があります。しかし、カット料金を10,000円以上に引き上げると新規顧客が減少し、さらに高級感を出すための内装投資も必要となり、リスクが高まります。
ローリスクかつサロンの知識を活かして売上を上げる手段として、OEMヘアケア商品のネット販売を私はおすすめしております。実際、私自身が7年前からサロン向けのオリジナル商品を展開し、1人サロンで、2ヶ月に1回国内海外旅行をしつつ、マイペースでサロンワークをしても年間数千万円の利益を達成できるようになりました。
このように、OEM商品による収益化は、美容室経営を安定させるための有力な方法です。
現在美容室経営は厳しい環境にありますが、OEM商品のネット販売を通じて新たな収益源を確保し、美容室の発展を目指しましょう。
本ガイドが、その挑戦の一助となることを願っています。
どんなビジネスでも、「これをやれば必ず売れる」という保証はありませんが、このガイドで失敗を最小限にし、挑戦を続けることが成功への道です。皆さんの挑戦を応援しています。。
2、サロンがOEMヘアケア商品を販売する際の優位性
競合物販会社に対しての圧倒的な優位性
商品知識の強さ:
美容室は日々の業務を通じてヘアケア製品の知識を深めているため、商品の成分や効果について圧倒的な理解を持っています。
お客様のニーズを理解している:
美容師は直接お客様と接し、髪の悩みや希望を聞く機会が多いため、顧客が本当に喜ぶ製品を把握しています。この情報は他の物販会社にはない大きな優位性です。
髪に関する専門知識:
髪の構造や状態について深い知識を持っているため、顧客の髪質に合わせた最適な商品提案ができます。
お客様の声を無料で収集できる:
日常の会話や施術中のフィードバックを通じて、無料で顧客の意見を収集でき、商品の改良や販売戦略に役立てることができます。
在庫管理コストの削減:
美容室内に在庫を置くことで、倉庫を借りるなどの保管費用を削減できます。
人件費の最小化:
平日の比較的暇な時間を活用して販売を行えば、追加の人件費をほとんどかけずに収益を上げることが可能です。
競合美容室に対しての圧倒的な優位性
多角的な収益源:
多くの美容室はサロンの施術収益のみに依存しています。しかし、OEM商品販売によって追加の収益源を確保できることで、人件費、採用費、内装費、広告費などにより多くの資金を投入する余裕が生まれ、競合他社との差別化を図ることができます。
ネット知識の習得:
OEM商品を販売することで、HTMLなどのウェブ技術の知識を身につける機会が増え、美容汁の集客やオンラインでの販売促進に役立ちます。
リスクヘッジの向上:
スタッフの病気やけが、天災などの予期せぬトラブルが発生しても、OEM商品の販売によって安定した収益を確保できるため、経営リスクを減らすことができます。
簡単に言うと…
美容室のライバルからは、「物販があるからあの会社は利益出さなくていいんだ、ずるい!!!」と言われ
物販のライバルからは、「あそこは美容師さんいるから人件費ゼロじゃん、ずるい!!!」と言われる。
という好循環を生み出せます。
これらの点から、美容室がOEMヘアケア商品を販売することは、競合他社に対して大きなアドバンテージを持つ戦略であり、サロン全体の収益構造を強化し、競争力を高めるための有効な方法です。
しかし、この美容室×EC(OEMネット通販)戦略にもデメリットもあります。最大の課題は、初期費用がかかるという点です。製品開発やOEM会社への発注にはまとまった資金が必要であり、さらに在庫管理にもコストがかかります。そして、美容室の開業資金は4席規模でも最低1000万円、ちょっとこだわれば2000万円以上はかかるでしょう。そのため、キャッシュフローの確保が求められます。しかし、この課題をクリアできれば、大きな成長を遂げる可能性があります。
3、初心者がやりがちな失敗事例
ここでは、初心者が陥りやすい失敗を紹介します。
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