「死」の正体は時間である
人生100年時代といわれていますが、誰もが100歳まで生きるとは限らないし、明日死ぬ可能性だってあります。「死」はいつも隣にいる存在なのです。
私たち人間は「死」をものすごく恐れます。日常では意識しないですが、「死」に意識を集中させると「いつ死ぬんだろう」「死んだらどこ行くんだろう」「死後の世界あるかな」などネガティブな事ばかり考えて終わりのない思考がずっと続きます。
そんな「死」の正体を明らかにしたいと思います。
結論:時間
私たちには平均寿命というのがあります。私たちはそれを基準にしてないでしょうか?
まだ、分からない未来を平均寿命で決めていないでしょうか?
➡例えば、20代くらいで死ぬまで後60年後と考えている人は多いでしょう。
20年間過ごした過去時間+これから迎える未来時間=平均寿命
これから迎える未来の時間なんてはっきりした時間は分かりません。
人はいつ死ぬかなんて分かりません。
たまたま80歳~85歳くらいで死ぬ人が多いだけ。
過去や未来に囚われて今を疎かにしていないでしょうか?
【時間の特性】
➡時間は年齢を教えてくれたり、今の時間を教えてくれたりと、時間が私たちのライフサイクルを支えています。
しかし、そんな便利な時間にも副作用があります。
それが「死」です。
時間が過去、現在、未来を示すことで、人生の終わりの時間を考えてしまうのです。
0歳から始まり、時間でカウントされた年齢を確認し、分からない自分の寿命を平均寿命で予測しながら生きることに意味はあるでしょうか?
僕は意味がないって思います。
時間は非常に便利で、過去の思い出にふけたり、未来の予定を立てれたりと過去や未来には様々なメリットがあります。
しかし、「死」を考える上で、過去や未来を考える必要ないと思っています。
最も考える上で重要なのは、「今」を全力で生きることが重要ではないでしょうか?
過去は変わらないもの
未来は分からないもの
変わるもの、分かるものは「現在」の今しかありません。
今、生きている実感があるだけで、最大幸福じゃないですか。