就活の思い出
大学院時代の就活の話です。
大学開催の就活セミナーなどは一切受けず、「素の私を受け入れろ!」精神で五社受けて、四社(ほぼ)受かった思い出を振り返ります。
おそらくエピソード自体は就活生の役にはあんまり立ちません。
一番最後に私が就活中気をつけていたことをまとめているので、就活生の方はそこだけ読めば十分でしょう。
1社目:丸の内OLの夢、絶たれる
なんとなく丸の内OLと言う言葉に憧れていました。そんな私が就活を決意して受けた一社目(丸の内本社)だったので「御社の事業に興味津々です!」と情熱たっぷりのESを送りつけ合格。(この時は真面目に本心しか書いてませんでした)
その後「面接の日程予約をしてください」と言う指示を受けるも放置。(この時点で頭おかしい)期日の前日までにリマインドメールが来るとたかを括っていたのですが一向にメールは来ず(当たり前だ)連絡してみたところ「予約の期日を過ぎている」と返信が来ました。
が、なぜかここで縋り付くと言う選択肢が浮かばず「そっか〜OK〜」と諦めて終了しました。
のちに、この話をした友人全員から「交渉して面接受けさせてもらえ!」と叱られました。
確かにもったいなかったですね。あはは。
2社目:社割で買える製品、そう言えば使ってなかった
1社目のESは1社目の業種が特殊だったため転用できず、ウケが良さそうなバイト時代の苦労話をちょっと美化して送信。
(みんなも美化ぐらいするよね)
軽い会社説明を含めて2回、本社へ行って面接を受けました。どちらの面接も同じ担当者と話すことになり、2回目でも私のことを覚えてくれていた様子でした。(単純に受験者が少なかったらしいが)
就活らしい話し方はあえて勉強しなかったし、お店の店員さんに話しかける感覚で仕事の話や会社周りの生活風景などを世間話的に会話しました。その物怖じしない態度を気に入ってくれた面接官も打ち解けてくれて、裏話などいろいろ話してくれたのでとても楽しかったです。
いい雰囲気のまま面接を終え、一般公開している階を案内してもらいました。ここで、社員割引でその会社の製品が買えることを教えてもらった時にふと気付きました。
「私このメーカーの製品、普段使ってないわ…」
二次面接も無事合格で最終面接の機会が用意されましたが、蹴っちゃいました。悲しい話ですね。
(メーカー自体は好きです!私のニーズに合ってなかっただけ…)
3社目:フツーに落ちた!悔しい!
ES・SPI・採用試験を一度に行う方式の会社でした。ESは二社目で受けが良かったものをそのまま使い、SPIは割と解けた自信がありました。
3社目は独自の採用試験が別で用意されているので、後はそれを受けるだけ。
が、試験内容は大まかに聞いていたのに全く対策する気が起こらず、生半可な気持ちで挑んだら割と…かなり…結構…難しくて全然答えられませんでした。
(同時期に受けていた二社目のウケが良くて気が緩んだのでしょうね)
3社目はフツーに能力不足で落ちました。
4社目:楽しかったし、蹴ったことは今も後悔している…
こちらも1社目同様(あるいはそれ以上)に特殊な業務内容だったのでESは新しく書きました。
御社の事業に興味があり、私の知識と経験はその事業に必ず役に立ちます!と就活生構文みたいな文章を書いたのですが全部本心でした。
(これは本心だ!と己を洗脳するんや)
会社説明と同日に採用試験を受けて合格をもらい、二次面接と同時に二次試験を受けました。
試験がね…すっっっごく面白かったんです。
筆記も面接試験もどちらも数学的・論理的思考を試されるもので、ガチでプログラムを書かせるつもりなんだなあ(どの業種でもそれは当然ですが!)と、嬉しくて一切苦痛もなくいい気分で面接を終えました。
もう聞かれた内容はあまり覚えていませんが、面接官の頭が良過ぎて(おそらく社長)「絶対ここ入る!」と決意していたのですが、最後に「同僚に外国人はいますか?」と聞くとそれだけは機密保持のため絶対にありえない。と返され、合格通知の電話でお断りしてしまいました。
当時は「外国人(欧米人)いた方が海外出張も有り得るし、語学堪能になるかもやん!?」と本気で思っていたのですが、一般的な日本企業にいる外国人って大体アジア人ですよね…。
リサーチ不足!!!残念!!!袈裟斬り!!!
今思うと機密保持が厳しくてプログラミングごりごりの激務だとしても私はこの会社に入った方が充実していたように思います。
5社目:今の弊社です
結論から言うと、給料以外入ったことを後悔する要素が多い会社です。
と言うのも3社目のライバル社なんですよね。でも3社目では能力不足で落ちているわけで…
弊社の方が質が劣るんじゃないか?と疑念を抱くきっかけになりました。
また、充実感が非常に『ない』です。それは採用試験の段階でなんとなくわかっていたはずなんですよね…内容の薄さに…でも言っても仕方ないのでお金だけもらって転職のためにいっぱい勉強させてもらおうと思ってます。(勉強のために時間とお金くれるらしいし!ホワイト最高!)
ちなみに就活の様子はと言いますと。THEフツーの就活を経験したのは弊社だけでした。(他の会社が特殊すぎたんだと今では思いますが)
ES書いて、グループワークして、面接して、合格。
グループワークでは基本喋らず、話が脱線しそうになった際「ちょっと認識整理しよっか」としゃしゃり出るだけで合格でした。何もしてない、本当に。
また。面接では他社同様店員さんと話す感覚で話していたら「ハキハキ喋るね」「賢そう」と好印象でした。そんなんでええんかって感じです。でも、肩肘張らない方が余裕ある人に見えるのかも知れませんね。
まとめ
私の就活時期はかなり遅めでした。就活を決意した時期も五月末と遅く、面接では毎回「なんでこの時期に就活してるの?」と聞かれたものです。
また、就活セミナーなど一切受けずノックの回数やお辞儀の角度など全て勘でした。でも、それで別に良かったと思うんです。
面接官の通常業務は就活生のマナーチェックではないので、どれだけマナーを徹底しても失礼に感じる時は感じるものです。就活は練習すればするだけ時間の無駄です。
身嗜みも、ネットで清潔感のあるメイクや髪型を"就活とは関係なく"調べて気に入ったものを真似するだけでした。接する相手が不快にならなければそれで十分。(接客や営業の職種に就く場合は別かも知れませんが)
最後に、私が気をつけた点は
「自分で思ってるより大きめに声を出すこと」
「わからない・知らない・どうしたらいい?は物怖じせず言うこと」
「面接は"お店の店員さんに丁寧に接する"くらいの感覚でいること」
です。
どれもお店屋さんでやるといいサービスを受けられることと同じなんですよね。
要するに気をつけるべきは「相手を不快にさせない」「ちょっと好印象を与える」ような本当にちょっとしたことで十分なんです。
お辞儀の角度とかノックの回数とかそんなの気にしてないです、誰も。それよりハキハキ喋ってニコニコしてる人の方が「一緒に働きたい」と思うものですよ。
知らんけど
あと、おまけ話ですが
就活中私はスーツを一度も着ていません。
理由はスーツを着て電車・バス・新幹線に乗るのが嫌だからです。
本当にそれだけ。では何を着ていたかと言うと
・ユニクロの白シャツM
・ユニクロの黒ズボンM
・無印のペタ靴
・母親のジャケットを借りパク(a.v.v?)
です。カバンも普段大学院に持って行っているリュック。服装について指摘されたことは一度もありません。
(受けた会社がまともだっただけかも知れませんが!)
別に服なんか見てないんですよ多分。顔の造形・表情と姿勢くらいしか気にしないと思います。清潔ならそれでOK!私の面接の時、面接官ほぼPCか紙しか見てなかったし!
これから就活するみなさん、就活で苦しんでるみなさん、肩肘張らずあまり会社受け過ぎず店員さんと話す感覚で気楽にやってみてください。
ほんま、知らんけど!