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端的に言えば。: 『一番伝わる説明の順番』(田中, 2018)

「説明はコミュニケーション(情報伝達)」。説明の目的は「相手にしっかりと情報を伝え、理解してもらうこと」である。

相手にわかってもらう、納得してもらう、動いてもらう
では、それをどうやったら達成できるのか

実はごまこんは説明がうまくない。
原稿があった上で人に話すパフォーマンス・演出を行うことは得意だ。例えば大勢の人前に立って話をしたり、笑いを交えた司会進行をしたりすることは十八番だと思う。

一方で相手に分かってもらって動いてもらうことを目的に、
1から人に伝わる原稿を練って、人に伝える
ことは難しい。非常に難しい。

この本からはそのためのヒントを貰えた。
それが、

前提を揃え、結論・主張を伝えた後、それを支える根拠を示す。
逆に言えば、これ以外は補足情報にすぎません。

と言うこと。

伝えかたの参考書も多く、この本でも、型に意外性はない。説明の順番は

① 前提を揃える
② 結論・主張・本質
③ 根拠・理由・事実
❹ 補足情報
⑤ 結論・相手に促したいアクション

①相手と理解度を共有する枕のため「前提を揃え」、
②相手が知りたいことや自分が伝えたい(相手に動い欲しい)内容、(例えば質問に対する)一言で表せる答えを話す。
③そしてそれを支える根拠を示す。
そこまでできたら、❹補足情報を記し、改めて⑤結論・相手に促したいアクションをリマインドすること。

大事なのは次の❹補足情報。しかし補足情報をふんだんに伝えればいいということではない。
大事なのは「前提をそろえ、結論、根拠という順番で伝えたら、残りは補足情報となります。」ということ

ごまこんの場合、あれもこれも伝えたい、シンプルに主張と3つの根拠を示すだけで伝わっているか不安だ、相手の不満げな顔が怖いと感じて、口数だけが多くなってしまう。その結果として「要はなんなの?」と聞かれてしまう。また不安に逆戻りする。

しかし
大事なことは「残りは補足情報」だと理解して恐怖をぐっと堪えること。
シンプルに主張と根拠だえけは外さず抑えること

それが大事だと気づかせてくれた。いい本に会えた。

もちろんそのほかにも面白いポイントが多いいい本であった。
なので補足情報として面白かったポイントを記載して今日は終えよう!

・説明はコミュニケーション(情報伝達)。説明の目的は、相手にしっかりと情報を伝え、理解してもらうこと
・話し始める前に、自分が伝えたい内容を全部吐き出してみる
・書き出した伝えたい内容を見ながら、①相手に伝えたいことは何か、②その内容をしてに伝えることは、相手にとって意味があるかを考える
・結論・主張・本質は一言で表せる。一言を補う説明ははむしろ長くてもいい。ただし根拠や理由は多すぎても意味がない(根拠と補足情報を分ける)
・時系列順位沿って丁寧に説明したほうがいいケースもある
・補足情報の価値は、相手の興味によって変わる
・相手が求めているのがあなたの意見ではない場合、事実から話し、最後に自分の意見や解釈を付け加えるという手もある
・栄養ドリンクの説明は、それらしく聞こえるというだけで十分に説明の目的を果たしている

参考文献: 田中耕比古『一番伝わる説明の順番』(フォレスト出版, 2018)

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