私の人生は私のもの

そう思えたらよかったのにな、と思う


私はきょうだい児であり、妹を亡くしている。
齢26にもなると様々な不安が脳裏をよぎる。

・親、兄の介護
・墓じまい
・自らの骨の管理

下2つに関してはおおまかな予定を立てている。


問題は親、兄の介護だ。

両親ともに60代半ばともう若くは無い。
そして母親には軽い下肢の障害がある。

そして兄だ。


実家で好き放題させた結果、
GHには行きたくないなどとのたまっている。

クソが。


偏食は仕方ない。これに関しては食べられるものを食べて生きていけばいい。

生活面でのこだわりがとにかく酷い。

リビングには2台のテレビが置いてあり、家族用と兄用に分けられているが実質2台とも兄のものだ。

テレビ番組へのこだわりが酷いのである。

この曜日の何時からはこれがかかっていないといやだ、とキレ散らかし、ひたすら確認行動を行う。

昨年、聖光学院vs仙台育英の甲子園試合を見たものなら1週間はずっと機嫌が悪かった。

思えば小さな頃からテレビは「兄のもの」であった。それを見せ、お気に入りのおもちゃを与えておけば大きな独語を耐えるだけで済んでいた。

幼い頃からの習慣づけとはなんと恐ろしいのか。

兄がいないときでもテレビは兄の好きなものが流れ続ける。異様。

さすがにおかしいと訴え続けているが、

「お兄ちゃんはこれが落ち着くの」

と聞く耳も持たない。
配慮と甘やかしは別物である。


鬱が酷い時、問うたことがある。
なぜ、私を産んだのか
兄の異変にはいつ頃から気づいていたのか


母曰く、兄の異変には1歳半頃から気づいていたらしい。とにかく物を並べる。回るものが好き。
THE自閉っ子だ。

私と兄とは3歳差。

気づいた上で産んでいる。

「女の子が欲しかったの」



それだけの理由で私は産まれた。

は?どれだけの苦労をすると思って産んでいるんだ?それだけのために産んだのか?

無責任で、我が親でありながら情けない。

今、障害児の下に子を授かろうとしている方がいれば是が非でもやめていただきたい。
もしあなたたちが障害児の尻拭いをしきれずに死んだらその後はきょうだいが行うのだ。


母には先日「1年以内には考えているから」と具体的な数字をあげて目安を出された。
大学生の頃から言い続けて7年が経つ。


無理に決まっているだろう。

月に1回もショートステイ出来ない頑固な障害者が
1年以内に入所するなんて夢のまた夢だ。

あれほど少しずつ環境を変えて30になるくらいまでには入所できるといいね、その方が本人の負担も少ないんじゃない?と言い続けたのにも関わらず、ずっとだんまりを決め込んでいたのだ。


呆れて物も言えない。



だんだんと鬱になってきた。
薬を飲んで床に臥せるとする。

では、また。

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