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「美人」って何だろう?

ちょくちょく「美人」について考える。世の中の無数の男性は無条件に美女というものが大好きで、視線があっただけでドキドキするものだ。

しかし、考えてみるとその美は外観だけなんだよね。所詮、薄皮一枚はがすと肉の塊にすぎないということを、人はめったに思い出さない。

さらに最近の驚異的な化粧術の進歩はまさに芸術というか詐欺というか、呆れてしまうほどの破壊力がある。

すっぴんでごく普通の外見でも、下地をぬりぬりして、つけまつ毛やアイシャドウなどつけたりすると、別人のような美人になる。見事に男は化かされるのだ。つくづく考えてしまう。この場合、化粧してきれいになった女性が本当なのか、それともあくまですっぴんの顔をもって本物とみなすのか。

さらにもう一歩進めると、美容整形美人を本物とみなすのかどうかの問題が出てくる。男どもは化粧によるものだろうと、整形術によるものだろうと、みてくれさえ美人ならそれでいいと思うものなのだろうか。私自身男性として未だに混乱している。

化粧という字には「化かす」という字が入っているから、やはり化粧の本質はだまくらかすことにあるのだろうか。だますなら一生だましとおして欲しい(笑)中途で「バァッ」と仮面をむしりとったりされると心臓によくない。

外見だけならカニとカニカマの区別はほぼつかない。本物だと信じて満足していればそれでいいのか。(笑)

聖書ではなんと書いてあるかというと、「美しさはつかの間であり、あでやかさは偽りである」と書いている。要は天国に入る必要条件の中に「美人であること」は入っていない。

それでもやっぱり美人を見ると、ハッとし、魂を奪われそうになるのだから、人生とは試練続きですねぇ(笑)


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