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繫殖引退犬をお迎えするってどんな感じ?の話
<はじめに>
こんにちは。こんばんは。おはようござます。
チェレンの飼い主ことみです。
今回は、繫殖引退犬を引き取ってみての感想のお話です。
今回も長くなってしまったので、気になるところだけつまみ読みしていただければと思います。
これからわんちゃんを迎えたいな~という人に、繫殖引退犬という選択肢があることを知ってもらうきっかけになったり、
繫殖引退犬を迎えたい人たちの不安を少しでも解消できる記事になったらなと思います。
また、繫殖引退犬をお迎えしたよ!したことあるよ!という方々はコメント下さると幸いです!
<チェレンについて>
私がお迎えしたわんちゃんの名前が「チェレン」です。
繁殖引退犬のオス。(繫殖引退犬は基本メスが多いです。)
ミニチュアシュナウザーです。
この記事を書いている現在、6歳4か月。
![](https://assets.st-note.com/img/1722646700821-0hSmjBYo4w.png?width=1200)
チェレンについては↑こちらの記事で詳しく紹介しているので、気になった方は覗きに来てください!
チェレンは6歳1か月の時に我が家へお迎えされました。
それまでは繁殖犬として生きており、その後シェルターに引き取られ、私に引き取られました。
<繁殖引退犬の特徴>
<繫殖引退犬とは?>
そもそも繁殖引退犬ってなんだ?と思った方、しっくり来ていない方は↓こちらの記事を読んでみてください!
私なりに詳しく解説しております!
<前提条件>
私はチェレンが初めてのペットなので、他のわんちゃんとの比較ができません。
また、「繫殖引退犬」といっても1匹1匹の個性や特徴、どんな犬種か、どんな経験を繁殖場でしてきたかによって大きく変わってくることもご理解ください。
この記事ではChatGPTの情報+私の経験(チェレンの特徴)+その他世に出回っている一般論を元に記述していきます。
<繫殖引退犬の特徴>
繫殖引退犬が引退する前、はたくさんのわんちゃんがいる繁殖場で生活をしています。
そこでは、何十匹、何百匹というわんちゃんが生活しているため、ケージの外に出されることは少ないそうです。
また、お手入れや医療も最低限のみで、細かなお手入れされていないことが多いです。
そこで、子供を産むために頑張ってきたわんちゃんたちが繁殖引退犬としてシェルターに引き取られます。
そんな繫殖引退犬達がどんな特徴を持っているのか、ChatGPTに聞いてみました。
「繁殖引退犬を引き取りたいです。繁殖引退犬の特徴を10個教えてください。」と聞いた回答を以下に載せます。
私の主観ではすべて違和感のない内容でした。(ほぼ被ってるやんと思ったものはありますが笑)
繁殖引退犬を引き取る際には、以下のような特徴が考えられます。これらを理解することで、引き取る際の心構えやケアの方法が見えてくるかもしれません。
年齢: 繁殖引退犬は通常、年齢が中高齢の犬が多いです。一般的に、繁殖を終えた後は比較的年齢が進んでいることが多いです。
健康状態: 繁殖引退犬は繁殖に伴う健康問題を抱えている場合があります。例えば、過去の繁殖による体力の低下や、産後の体調不良などが考えられます。
性格の変化: 繁殖引退後は、長い間の繁殖生活でストレスを受けた可能性があり、性格が少し臆病になっていることがあります。
社会化の程度: 繁殖引退犬は家庭生活や社会化の経験が少ないことが多いです。新しい環境や他の犬、人との接触に対して慎重になることがあります。
体重と体型: 繁殖による体力の消耗や栄養状態の影響で、体重が減少している場合があります。また、筋肉が落ちていることもあります。
繁殖歴: 繁殖引退犬は何度も出産しているため、乳腺に変化がある場合があります。乳腺が膨らんでいたり、しこりができていることもあります。
トレーニングの必要性: 基本的なトレーニングが不足している場合があります。新しい家での生活に適応するためには、しつけやトレーニングが必要になることがあります。
感情的なサポート: 繁殖引退犬は繁殖生活でのストレスから回復するために、愛情や時間をかけたケアが必要です。安心できる環境作りが重要です。
医療ケア: 定期的な健康チェックや医療ケアが必要です。繁殖引退犬は、繁殖中に受けられなかった治療やケアが必要なことがあります。
適応期間: 新しい環境に慣れるまでに時間がかかることがあります。新しい家族との絆を深めるために、じっくりと時間をかけてあげることが大切です。
繁殖引退犬は、新しい家族の一員として迎え入れたときに多くの愛情とケアを必要としますが、その分、信頼関係を築くことで深い絆が得られることが多いです。
では上記10個の特徴をひとつずつ見ていきたいと思います。
その前に…こちらの記事も参考になったので、一緒に載せておきます。
<1. 年齢>
繁殖引退犬は通常、年齢が中高齢の犬が多いです。一般的に、繁殖を終えた後は比較的年齢が進んでいることが多いです。
そもそも日本ではメスが繁殖犬として活動できるのは、原則6歳の誕生日までです。
なので、繁殖引退犬は6歳くらいの子が多いです。
繁殖引退犬を積極的に引き取っているシェルターのわんちゃん情報を見ても、6歳前後の子が多いです。
また、余談ですが、
日本ではメスのみが法律で引退の時期が決められており、私が知る限りオスは特に期限が設けられておりません。
なので繫殖引退犬は基本メスが多いです。
子犬と違って、パピー期を一緒に過ごせないので、成長の過程を見れないことや一緒に過ごせる期間が短いことはデメリットですね。
ただ、成犬なので比較的落ち着いている子が多かったり、
外見(大きさなど)が今後大きく変わることがあまりないのはメリットかもしれません。
<2. 健康状態>
繁殖引退犬は繁殖に伴う健康問題を抱えている場合があります。例えば、過去の繁殖による体力の低下や、産後の体調不良などが考えられます。
この項目は9番の「医療ケア」とも関りが深い内容なので、同時に記述していきます。
メスは何度も出産を経験しているので、かなり身体に負担があったと思います。
また、病気やケガなどを理由に引退するわんちゃんも中にはいます。
そして中には、帝王切開を繰り返しているメスのわんちゃんもいます。
声帯を切られているわんちゃんも時々いるようです。
私がシェルターにお邪魔した時も、声帯を切られてかすれ声しかでないチワワちゃんがいました。
衛生面が整っていない繁殖場の場合、感染症を持っている場合もあると思います。
繫殖引退犬を引き取る際は、しっかりとその子の健康状態についてスタッフさんにヒアリングしてください。
健康状態についての説明はわんちゃんを受け渡す側の義務です。
ペットショップでもシェルターでもブリーダーさんでも、わんちゃんを引き渡す際は以下の対面での説明義務があることを知っておいてください。
ちなみにチェレンの場合は、外耳炎と目の周りの皮膚があれている症状がありました。こちらはシェルターでしっかり説明をしていただきました。
これらは繫殖引退犬に限らず、割とメジャーな病気なので引き取ってすぐ動物病院で診てもらい、お薬をもらいました。
<3.性格の変化>
繁殖引退後は、長い間の繁殖生活でストレスを受けた可能性があり、性格が少し臆病になっていることがあります。
繁殖生活でのストレスはもちろん、引退して繁殖場からシェルターに移動し、新しい飼い主さんのもとへの移動もしています。
わんちゃんは本来の性格より臆病になっていることは十分に考えられます。
うちのチェレンも最初は何もかもにビビり散らかしていました。
我が家の環境に慣れてからはたくさんリラックスしたり、暴れたりするようになりました(笑)
<4.社会化の程度>
繁殖引退犬は家庭生活や社会化の経験が少ないことが多いです。新しい環境や他の犬、人との接触に対して慎重になることがあります。
繫殖引退犬の多くがケージ中か、繁殖かの生活しか送っていないそうです。
お散歩の経験がない子がほとんどです。
繁殖場に大きなドッグランのようなものがあり、そこで少し運動するなどを行なっているブリーダーさんもいるそうです。
しかし、人や犬と遊ぶ経験も少なかったと思います。
なので社会化の程度は低い場合が多いと思います。
チェレンはまともにお散歩できるようになるまで2か月かかりました。
また、できるようになってからも、バイクの音が怖くなったりなどでまだまだ環境には慣れていない状態です。
おもちゃを与えても最初は遊び方が分からない様子でした。
わんちゃん自身も飼い主さんも、社会化の経験を積むのは根気と時間が必要だと思います。
<5.体重と体型>
繁殖による体力の消耗や栄養状態の影響で、体重が減少している場合があります。また、筋肉が落ちていることもあります。
チェレンも引き取った時は痩せていました。
先ほども述べた通り、お散歩にいった経験もないので運動不足の子がほとんどだと思います。
引き取ってからはしっかりと栄養を取って、いっぱい運動させてあげたいですね!!
ただ、これも社会化がある程度進んでから出ないと外に出ることが大きなストレスになるので、慌てず、わんちゃんの様子を見ながら進めていくことが大切かと思います。
チェレンにはたくさん栄養をつけて欲しく、こだわって選んだフードをたくさんあげていたら…ちょっと太り過ぎたかもしれな…い…です。笑
<6.繁殖歴>
繁殖引退犬は何度も出産しているため、乳腺に変化がある場合があります。乳腺が膨らんでいたり、しこりができていることもあります。
メスのわんちゃんは繁殖や子育てで身体に大きな負担がかかってきてたと思います。
繁殖器や乳腺は特に健康な状態かをしっかりみてもらうことをおすすめします。必要に応じて引き取った後はしっかりケアしてあげてほしいです。
また、帝王切開を繰り返している子はおなかにたくさんの傷の後があったりします。
オスの場合は特に気を付けることは…ないと思います。(たぶん…)
ただ、今までは後尾をすると褒められていたのに、引き取られてからはマウンティングすると怒られる!といったことで不安になる子も中にはいるそうです。
今までどうやって過ごしていたのかを考慮してあげたいですね。
<7.トレーニングの必要性>
基本的なトレーニングが不足している場合があります。新しい家での生活に適応するためには、しつけやトレーニングが必要になることがあります。
とっても優良なブリーダーさんの元にいた繁殖犬の場合は、トレーニングやしつけがされていることもあるそうですが、ほとんどの場合がこれに該当しないと思います。
トイレトレーニングをはじめとした基本的なしつけはされていません。また成犬は子犬よりも時間がかかるとよく言われています。
こちらも根気よく地道に教えていく必要があると思います。
チェレンの場合、トイレを覚えるのに1か月ほどかかりました。これは繁殖引退犬にしては早い方だと思います。中には半年以上かかったというエピソードも聞いたことがあります。
犬種や個性、わんちゃんと飼い主さんとの関係性、飼い主さんの生活スタイルなどによっても覚えるスピードは様々だとは思いますが、「時間がかかるもの」と思ってお迎えしていただければと思います。。。
<8.感情的なサポート>
繁殖引退犬は繁殖生活でのストレスから回復するために、愛情や時間をかけたケアが必要です。安心できる環境作りが重要です。
<3. 性格の変化>でも述べた通り、環境の変化でもストレスを感じている子が多いと思います。
愛情を一身に受けた経験もない子が多いでしょう。
チェレンの場合、いわゆる「へそ天」と呼ばれているポーズを見せてくれるまでに2ヶ月ほどかかりました。
成犬ということもあって、きっと慣れるまでには時間がかかると思います。
大切なことは飼い主さんが慌てないことです。
ちなみに私は一瞬焦ってメンブレしました!!笑
その時の反省を記事にしたので、こちらも良かったら見てみて下さい!
<9.医療ケア>
定期的な健康チェックや医療ケアが必要です。繁殖引退犬は、繁殖中に受けられなかった治療やケアが必要なことがあります。
<2. 健康状態>でも既に色々お話ししましたが、やはり医療ケアは大切です。
例えば、繁殖犬の多くは歯の状態が悪いそうです。
チェレンも引き取る際に歯石がたくさんついていることは伝えられていました。
動物病院で見てもらったところ、すぐにでも治療が必要と伝えられました。
チェレンの場合は他に悪いところがなく体力的にも問題ないと判断されたため、去勢手術と歯石除去を同時にやってもらいました。どちらも全身麻酔が必要な為、1回の麻酔で診てもらいました。
結果、歯は4本抜くことに…。それくらい歯の状態は悪かったです。
これは繁殖引退犬に限った話ではないですが、
動物病院で必要な治療やケアをしてもらうのはもちろん、毎日家でのケアも必要になってきます。
<10.適応期間>
新しい環境に慣れるまでに時間がかかることがあります。新しい家族との絆を深めるために、じっくりと時間をかけてあげることが大切です。
もうこれはほぼ<8. 感情的なサポート>と一緒ですね!
本当に、じっくり焦らずが大切です!
わんちゃんは賢い動物なので、いつか絶対愛情は伝わると信じて接してあげて下さい!
またアニメ「DOG SIGNAl」で学んだのですが、犬は過去を引きずらないそうです。
つまり、目の前の犬を「繁殖引退犬」にしているのは人間なのです。「可哀想な犬」にしてるのも人間なのです。
適切なケアは必要ですが、過度に可哀想と思ったりしないでくださいね。
わんちゃんにとっては過去よりも今や未来の方がずっとずっと大切ってことです!
<おわり>
特徴ごとの所感などを述べてきましたが、最後に、「結局何に気を付ければいいんだ…?」が分かりにくかったと思うので、いかにまとめておこうと思います!
ながーーーい記事にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうございました!!
<まとめ: 繫殖引退犬をお迎えするときに考慮すること>
引き取る際には健康状態をしっかりヒアリングする
社会化やしつけ、トレーニングは焦らず地道にじっくり頑張る
運動量や食事量は徐々に増やしていく
必要なケアや医療を把握し、受けさせる
めちゃくちゃ愛情を注ぐ!!!!!
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質問などあればDMお待ちしております!