ミートキャリアサポーター・アカデミー3期生(講師との模擬カウンセリング第2回目)
こんにちは。本日、ミートキャリアのサポーター・アカデミーの講師との模擬カウンセリング第2回を実施しました。私自身の振り返りのためにnoteで感想を綴っていきます。
ミートキャリアサポーター・アカデミーとは
個人向けオンラインキャリア相談サービス「ミートキャリア」が主催する、プロのキャリア支援者を目指す人に向けたオンライン講座です。
私はその3期生として受講中です。
講師との模擬カウンセリングとは
日ごろからプロのカウンセラーとして現場に出ている講師の方が、よくある相談ケースをもとにクライアントになりきってくれます。それに対して私たち受講生がカウンセラーとしてカウンセリングを実践するというものです。
60分のカウンセリング→30分のフィードバック、という構成になっています。
今日の講師の方は、同じ設定で10数回!クライアント役を経験されているとのことでした。プロのカウンセラーがそれだけ数をこなせば、そりゃ俳優さんのように振舞えますよね!
私の事前の課題は「決めつけ・先入観・誘導」
12月の開講以来、講師との模擬カウンセリング1回、受講生同士の模擬カウンセリングを3回実施して見えた私の課題は「決めつけ・先入観・誘導」しがちであること。感情や気持ちの部分はクライアントが決めるものなのに、それを〇〇だ、と断定して言ってしまったり、〇〇と思いませんか、と自分の答えに誘導してしまったり、ということが私にはありそうです。
仮に「本当は違うんだけど、言いづらいし、否定するのも悪いから、YESと言っておこう」のような心理がクライアントに働いてしまうと、本音を把握できないまま話が進んでしまうことになります。そこは気を付けたい!
いざ、やってみて見えてきたこと
あっという間の60分だった。
講師の方からのフィードバックも合わせて見えてきたことは・・・
<自分の強み>
1、クライアントの気持ちに寄り添い、共感、受容、承認が深くできる。
2、1によって、クライアントと早期に信頼関係を構築できる。
(この気持ち、わかってくれた、と思ってもらえる)
3、1によって、クライアントの自己肯定感をあげられる。
ほかもっとあるのですが、どちらかというと課題にフォーカスした話をしたいので、こちらは軽めに。
<自分の課題>
1、クライアントの個性を踏まえたアクションプランの設定
ゴール設定は、模擬を繰り返す中でそれなりにピントの合ったものができるようになってきましたが、具体的なアクションプランや次回の宿題の中身が、まだまだ詰めが甘く、相手に刺さっていない印象です。
具体的には、今日の模擬では、WILL、CAN、WANTを宿題で考えてきてもらうつもりだった、という私の発言に対して、「今日のクライアントだと、その宿題だと自分で悩んでしまう可能性がある」という講師の方の指摘がありました。(なんとなく自分も、とりあえず伝えました、というふわっとした感じになってしまった・・・)
これはつまり、講義で習ったことをそのまま当てはめるのではなく、クライアントの性格、気持ち、コンディション、カウンセリングに残された時間(複数回ならそれも踏まえて)を斟酌して、「このクライアントにとってどの提案がベストか?」をカウンセリング中に複数見立てを頭の中で走らせたうえで、「これ!」という提案をすべきだ、と理解しました。
なるほど、だから事前の見立てが大事なんですね。
講師の方からは、「未来からバックキャストで考える」ことが得意な方と、「現在からの積み上げで考える」ことが得意な方の2タイプがあるとのアドバイス。それをクライアントに聞いたりもするそうです。
むむ、この辺は考えたこともなかった視点だぞ。勉強になります!
2、プロのカウンセラーとしての意識向上
現時点では高望みなのかもしれませんが、今日自分の中では痛烈に感じたことです。今日の講師の方との模擬で、カウンセリングの後半にクライアントから「私って転職した方がいいですかね?」と改めて問われるシーンがありましたが、私はそこにシャープな回答ができず、曖昧な感じになっていました。クライアントが欲しかったのは「いまはやめましょう」だったり、「転職して大丈夫ですよ」という、カウンセラーなりの意見なのです。
そこをはっきり意見表明できないと、クライアントのスッキリ感は得られない。クライアントにしてみると
「転職するしないは私が決めるから、プロとしてどう思うか理由含めてハッキリ言ってほしい。だってあなたプロなんでしょ?それを聞くためにお金払っているんだから!あなたの意見を鵜呑みにはしないですから安心してよ。ちゃんと最後は自分で判断するから」
というような心理があるものだと、よくわかりました。
(実際に講師の方が、そう思っていたかどうかは別ですが、カウンセラーとしてはこのくらいの意識でいたほうがよいかと)
講師の方曰く、「関係構築ができたと思ったので、あえて聞いてみた」とのことだったので、クライアントにしてみると、このカウンセラーにだったら一歩踏み込んで聞いてもいいな!と思ってくださったサインであり、それを敏感に受け止められなかった・・・ということですね。
意識の向上は、知識や経験の問題ではなく覚悟の問題なので、いますぐできること。有料のカウンセリングを提供する側として、その覚悟を持たないと、クライアントに見透かされてしまう、結果、リピートしていただけない、ということが起こりそうです。
2ヶ月目に具体的に取り組むこと
2ヶ月目も残り半月ですが、具体的には以下を取り組んでいきます。
・受講生同士の模擬カウンセリングを通して、上記の課題の改善を図る
(・クライアントのタイプを想定し事前の見立てをしっかり準備
・カウンセリング中に柔軟にアクションプランを切り替える
・プロとしての提案、アドバイスを意識)
・座学内容の振り返りをして、転職軸や求人媒体についての知識の
定着を図る(1/15に有志で集まって行う予定)
・受講生や卒業生の方との情報交換
(運営の方にご紹介いただいた卒業生の方とも調整中)
・linkedinやwantedlyを登録&ブラッシュアップしてみる
(とりあえずスカスカだけど登録済。wantedlyは詳しい同期の方に
お話聞く予定)
私はこれまでこうした「社会人で同じ目標をもつ人が集まったコミュニティ」に身を置いたことは仕事以外にほぼ皆無です。
キャリコン資格もないので、資格取得の際のコミュニティもありません。
アカデミーに所属して思うのは、つかず離れずのこの微妙な距離感が私には心地いいということ。強制力が強いとやらされ感や反発心が芽生えてしまうものですが、「自分が求めれば答えてくれる。求めなければそっとしておいてくれる」という大人な対応でありがたいです。
今後、プロティアンなキャリアを構築していく上では、こうしたコミュニティだったり、ビジネスSNS上でのつながりといった「弱い紐帯」が大事なのだと思っています。自分としては、その「弱い紐帯」での自分の立ち位置や関わり方を模索するよい機会と捉えていろいろトライしてみようかと思います!