アニポケ新ヒロイン:リコの体癖
本記事では,アニメ「ポケットモンスター」の新ヒロイン:リコの感受性を分析する.
少女の拉致未遂にはじまり,その相棒が本当に拉致されるという,重い展開から始まった.
リコ > ロイ というレディーファーストになっているのは,ポリコレ対策として文句なしだろう.
サトシを主人公としていた過去との決別があらわれている.
それにともないピカチュウも,声こそ同じだが,かわいい→かっこいいキャラに変更された.
残念ながら,エクスプローラーズの一員としてレギュラーいりが決まっている,ゴルダックの出番はおあずけだった.
ただし,ゴルダックのトレーナー:コニアは登場した.
コニアは,ボンキュッボンの女性的な体で,理性的な言動をしており,左右型1種体癖の印象をうけた.
左右型1種体癖は,その特質を低下させるとされ,見た目ほど有能でないとみる.
おそらく,初期のシリアス展開が終わったら,ムサシのように感情的な一面も描かれるようになるのではないだろうか?
さて,本題であるリコの感受性について考えよう.
本記事では,すでに言葉だけ出てきてしまっているが,体癖についての理解が前提となる.
体癖についても解説したいと常々おもっているのだが,いかんせん執筆する時間がないので,ネットでふわっと調べるか,原典を読むことをおすすめする.
(リンク追記予定)
わたしは,リコを上下型3種体癖とみる.
上下型3種体癖とは,上下型の細長い体に,左右型のまるい顔がくっついているという複合体癖だ.
このように考えた理由を下記に示す.
上下(大脳)型;1種・2種っぽいところ:
糸でつられたような立姿
つねに頭の中でひとりごとを言っている
そのくせ人目ばかり気にして,うかつに発言できない
「なに考えてるかわかんない」と言われる
「あとさき考えているうちに,動けなくなる」
ニャオハにひっかかれて逃げられた際,とっさに動けない
「こんな展開,想定外」
ポケモン図鑑を駆使してニャオハのあまいかおりが手がかりになると
勉強熱心
青が好き:左右型がつよければ,赤や黄といった派手な色を好む
整理整頓:同室のアンが荷物をぐちゃぐちゃに散らかしている左右型の傾向を示しているのと対照的に,リコの机やベッドは片付いている
胸が小さい(ほかの同級生もおなじだが)
「そこで君にもきてもらう.さあ」→「わかりました(即答)」:上下型は従順で,言われた通りにやる
「わたし,わたし,ものがたりのヒロインですかー!?」
目線が上:ニャオハが高いところにのぼるため.上下型は,上に手を伸ばすことは楽にできるが,下のものを取るのはおっくう.
左右(消化器)型;3種・4種っぽいところ:
色白(の美人):()で補足しているのは,そうでないと誰も自分を3種だと認めないため
表情・感情が
馬場豊かニャオハがとんできたときにとっさに体を前にだす:上下型だけなら,すぐには体が動かない
ニャオハの観察や特訓など,活動的な一面がある
体が直線的:3種なら曲線的だが,4種が濃いと2種と見分けがつかないほど直線的になる
絵日記:芸術的な感性がつよい
「この子達をまきこんでしまったこと.原因はきっとわたしと,おばあちゃんにもらったペンダント」「わたしさえよければ,終わるんだ」「みなさんに迷惑かけたくないです」:4種はマゾヒズム傾向があり,人が責めてくれなければ自分で自分を責める
ポケモン達は不安
よな。松本 動きます。:4種は,感情がたえず受け身にはたらき,他人の感情の代理をする.
上下型は思索的で,左右型は感情的である.
したがって,上記には一見して矛盾がある.
しかし,それは現実の人間の行動を見ても同じだ.
じっさいの体は,すべての体癖をひとそれぞれに異なる割合で複合しているからこそ,そのような矛盾がうまれる.
そのために人間は,つい他人の調子に合わせて,やりたくないことをやってしまう.
リコが上下型と左右型との複合体癖として描かれているのは間違いない.
では,どちらの体癖素質がより濃いといえるだろうか?
顔はまのびして体はすらっとしているため,みための印象は上下的だ.
体の格好は,臓器の動きに直結する.
したがって,大脳がはたらきやすい体で,勉強家の秀才といえる.
これは,心の声のモノローグが非常に多く描かれていたことからも裏付けられる.
一方で,感情がコロコロかわり,それがよく表情にあらわれるのは左右的だ.
顔は,内面の感受性に直結し,心の奥の表情としてあらわれる.
顔は上下型のように長いが,ほそいかと言うとそうではなく,まるみがある.
とくに,感情が表情にあらわれるシーンでは,顔のまるみが意図的に強調して描かれていると考える.
左右型には,圧縮エネルギを
感情鬱散する傾向がつよく,エネルギが余ると感情がたかまりやすい3種と,
太陽叢凝固する傾向がつよく,エネルギが余ると心窩部左がかたくなる4種と,
がある.
偶数体癖は要求する方でないから,どこかを修正すれば変わってくる.
したがって,体癖素質は奇数体癖である.
リコの4種的なマゾヒズム傾向は,体にとって自然な状態ではないと考える.
今後,ニャオハやロイとの旅をとおしてエネルギの平衡がたもたれた健康な体になってゆけば,4種的なネガティブ思考はなくなるだろう.
以上より,リコの表に出ている体癖は上下型で,潜在体癖は3種と考える.
3種1種がそれぞれの特質を低下させるのに対し,1種3種はその特質を高める.
上下型のつっけんどんな長方形の体のなかに,3種的なやわらかな動きがある.
1種の大脳の働きがつよすぎると冷たく感じるが,そこに3種が混じると暖かさがでる.
表に出ている体癖に呼びかけても,あまり実力に出てこない.
ところが,下に潜んでいる体癖にはたらきかければ,潜在体力をよびおこせる.
したがって,いざというときには3種の感情的な面が濃く描かれると考える.
1種の頭の中のひとりごとで視聴者に状況を論理的に説明し,3種の好き嫌いの感情で行動を決定してゆく.
じつにストーリーの展開に適したヒロインといえよう.
リコは,育ちがよく,ポケモンスクールでも勉強熱心に描かれている.
表情は豊かだが,どちらかといえば知的な印象をうけた.
一方で,もうひとりの主人公:ロイは,離島のうまれで,伝説のポケモンのロマンをもとめて冒険にあこがれている.
リコとは対照的に,活発な野生児として描かれると予想する.
すくなくとも,リコのような上下型ではないだろう.
相棒も,のうてんきで食いしん坊で歌うことが好きなアホゲータで,非常に3種的なキャラクターである.
ロイが登場したら,あらためて感受性を分析して記事にしたい.
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