後見人をやってみて、大変だったこと
何回か書いていますが、今日は後見人に関する経験を。
担当してみて、大変だったことを2つ言葉にしてみたいと思います。
とはいえ、詳細は書くことはできませんので、抽象的に書きます。
二人の危篤。優先するのは・・・
5年ほど前の話ですが、担当していた方の入院先から連絡があり、危篤状態になったとのこと。
これだけでも、いざという時のため死後事務含め、準備も心構えも大変なのですが、予想外のことが。
私の親族も時間差で危篤状態になったと連絡が入ったのです。
長年一緒に過ごしてきた親族なので、思い入れもあります。
最後になるかもしれないと思うと、看取りも考えたい。
ですが、被後見人等は身寄りがない方もいて、自分以外に関わる人はいません。
複雑な思いでしたが、自分が担当していた方を優先し、親族については家族にほぼ任せるという状態になりました。
命の価値に優劣はありません。ただ、関わる時に時間の捻出のウェイトは変えないといけません。
この時は親族でしたが、複数担当していると後見人等で同時に緊急事態が起きることもあります。
この経験も私がこれ以上、後見人等を担当しない理由になっています。
「え、まだ動けないですよ」
家庭裁判所に申し立てをすると、面接・審査・審理などの後、誰が担当するかという審判が下り、担当する人と申し立て人などに審判の書類が送られてきます。
流れは家庭裁判所のHPを参照ください。
成年後見人が実際に動こうとするには、審判だけではなく、法務局に「後見登記」されてからになり、審判日とはタイムラグが生じます。
ただ、揉めているような案件の場合、すぐにでも関わってほしいと思っている申立人が・・・。
審判の書類には担当する者の住所も書いてあります。
そのため、住所にアプローチされることがありました。
この辺りはもう少し第三者後見人の活動をしやすくするとか、守るために仕組み考えたほうが良いと思います。
私はありませんが、家に来られて後見活動の妨害をされた方や怖い思いをされた方もいらっしゃいます。
私の場合は、「審判が出たのに、全然動いてくれないじゃないか」という問い合わせだったので、説明して済みました。
家庭裁判所から送られてくる書類含め、後見制度って何回聞いてもわかりにくい部分がありますので、仕方がないところはありますが、利用も活動もしやすい制度になってほしいなと思います。
本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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