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【2022読書】No.187『大河の一滴』
本日もお読みいただきありがとうございます。
2年連続で、500冊の本を読みました、五木田穣(ごきたゆたか)です。
2022年187冊目の読書は、
『大河の一滴』
でした。
※なお、この投稿は、本の内容を要約する趣旨のものではございません。
あくまで個人的な感想をベースとしており、その心は、
本は自分で読んでこそ、自分の血となり肉となると考えるからです。
そこは、「知識」と「知恵」の違いであり、
「知識」を「見識」に高めるためには、
あくまで自分の知識と経験を高める必要があると考えるからです。
この記事が、何かのきっかけになれば幸いです。
読もうと思った理由
先月、月1写経でお世話になっている普天満山神宮寺さんで、
古本として販売されていたものから、
ピンときた4冊を購入してきました。
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我ながらチョイスが渋い(笑)
なかなか掘り出し物を見つけたと思います。4冊で1600円。
やっぱり、ちょっと昔の本の方が、読み応えがあるんですよねぇ。
最近の本は、内容が薄っぺらく感じます。
やはり、戦後を生きた著者の当時の経験や洞察からくる知見は凄いですよ。最近の著書、研究者、科学者に、いかに薄っぺらいのが多いか。
そんわけで、1冊ずつ読んだ感想を書いていきます。
読んだ感想
五木寛之さんは、好きな作家さんの1人です。
【読書2019】 No.53 何のために生きるのか/稲盛和夫...
Posted by Yutaka Gokita on Monday, March 4, 2019
【読書2019】 No.62 いまをどう生きるのか/松原泰道 五木寛之 (2015年1月〜累計770冊) https://amzn.to/2TW6IuN 仏教の思想、世界観が、より深く理解できた。素晴らしいお2人の対談本。 こんな混沌とした時代だからこそ、仏教的な心の在り方が必要になってくるのではないかと思う。
Posted by 五木田 穣 on Tuesday, March 19, 2019
毎月読んでいる月刊致知にも連載されていらっしゃいます。
こちらは、1998年に書かれた本。
これぞ五木寛之さんという1冊。
今につながる語り口は、この本からだったのですね。
これぞ仏教思考というか、徹底的なマイナス思考から始まる。
そもそも、ゴータマ・シッダールタ(ブッダの本名)は、
生老病死という苦しみ(四苦)から逃れられないか?
というとこからスタートした。
生きることは、苦しいことだという前提から考えてみる。
人間は、泣きながら生まれてきた。そんな人間が、
笑いながら死んでいくことはできないのか?
ゴータマ・シッダールタは、究極のマイナス思考からスタートして、
プラス思考の局地に達し、この世を去っていった。
こんな時代だからこそ、仏教思考は、とても役に立つと思う。
改めてそう感じた1冊でした。
こんな方にオススメです!
・プラス思考に違和感を感じる方
・仏教思考を深めたい方
・今苦しみを感じている方
・ピンときた方
こちらもどうぞ。
ピンときたものがあれば、ぜひ読んでみてください。
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