「世の中への受容性」が企業の未来を左右する #Spreadyコラムリレー
こんにちは!note書くの結構お久しぶりだな…。
今回は、Spreadyさんのコラムリレーです。
テーマはこんな感じ。
#Spreadyコラムリレー は、「企業と個人の関係性」「人を紹介するということ」などについて色んな方の意見を聞いてみよう!という企画です。
「ご縁つなぎのプラットフォーム」を作っているSpreadyでは、人と組織の新しい繋がり方を作り出し、「日本の労働力の流動性を高め、労働人口の減少という社会課題に向き合うこと」と、それから「多くの人が自分の"やりたい"に出会い続ける社会を作ること」を目指しています。
この世界観に共感したメンバーによる#Spreadyコラムリレー では、企業と個人の関わり合い方について様々な意見が出てくることと思います。どうぞお楽しみください!
そしてここまで、様々な視点で「紹介」について語られてきました。
今回わたしは、「企業と個人の関係性」をテーマに書いてみようと思います。
まずは自己紹介
はじめましての方もいると思うので、まずは自己紹介から。
マリノ五木田梨絵(まりのごきたりえ)といいます。今はフリーランスで複数社に関わりながら、採用領域の情報発信支援や採用戦略設計、新規事業の立ち上げなどをしています!もともとはWebマーケティング(特にコンテンツマーケティングとSEO)のコンサルティングをしていたので、マーケティングの考え方をHR領域でも応用しようと色々取り組み中です。
これまで、企業と個人の関係性ってどうだったの?
この記事では、この「企業と個人の関係性」の今後について書いていくわけなのですが、その前に「これまではどうだったんだっけ?」というお話を。
やはりキーワードになるのは「終身雇用」でしょうね。
個人は終身雇用を前提とした就職活動を行い、1社のみに長い間所属する。企業側は、この制度下においては、一度採用できれば転職される心配もそれほどないので、「入社」をゴールに採用活動をすればひとまずは安心。
こんな状況だったはずですよね。
ちなみに終身雇用についてはフィードフォース人事のなべはるさんが詳細に考察されています。
わたしは新卒でベンチャーに入り、現在はフリーランス。1社目に入る前から、「一生ここで働く」というイメージは全く持っていませんでした(フリーランスになるとも思ってなかったのですが)。
「終身雇用」って、わたしたち世代や、スタートアップ・ベンチャーに所属している人はそれほど意識したことのないキーワードだと思います。が、トヨタ社長の「終身雇用限界宣言」などをきっかけに、自分のキャリアを改めて考える人も増えていますよね。
あとは、人材の流動性が低かったために「ウチとソト」的な感覚を持った企業が多かったのではないでしょうか。情報や人材は外に漏らさない(もちろん一定必要なのですが)、社内の人は信用できるけど社外はできない…など。わたしもこういうスタンスの企業には結構出会ってきています。本人たちはそれほど意識していないのかもですが、一定いるんですよね。
ただ、もはや「終身雇用」は多くの企業で崩壊しているのに加え、「ワークライフバランス」「働き方改革」という言葉とともに「生き方に合わせた働き方を選択しよう」という個人の動きも高まってきています。
人材の流動性は高まり、働き方も多様化してきていますね。
どうやって生き延びていくか
こんな状況なので、これまでは「1対1」の関係性だった企業と個人ですが、ある1人の人が関わる企業数が増えています。
生涯のうち、転職で2~3社に関わる人もいれば、副業やフリーランスで同時並行にいくつもの企業と関わる人もいるでしょう。こういうのがどんどん増えていくはずです。
そんな中で、「一度入ってもらえれば長く働いてくれるだろう」と入社をゴールにした採用活動をしていたり、「ウチとソト」を意識して、正社員と業務委託で共有する情報を限定させたりコミュニケーション方法を変えたりするような企業はどんどん淘汰されていくのではないでしょうか。
売り手市場で転職や副業独立も当たり前になる時代に、「企業が選ばれる側である」という意識がない企業は選ばれなくなっていくのです。
これからは企業間、それから企業対個人で、これまで以上にその境界線が曖昧になっていくと思います。その中で企業としてのスタンスをどう取るかが、今後の事業力や採用力を左右するのではないかと考えています。
・正社員に限定した採用
・「待ち」の採用(求人を出せば応募が来ると思っている)
・社内の人のみを信用し、社外の人の意見を聞き入れない
・従業員の入社後の働き方を考慮していない
こういったスタンスでは生き残るのが難しそうですね…。
社外の人をどう活用していくか
人材の流動性が高まる中で重要になっていくのが、社外の人材活用です。
・プロジェクト単位で社外からも人材をアサインする
・その道のプロフェッショナルに、単発で壁打ちや相談をお願いする
・すぐに正社員入社が難しい人には、まずは業務委託で手伝ってもらう
などの動きが大切になってくるのではないでしょうか。
Spreadyが「人と組織の新しい"つながり"をつくる」と掲げているように、これからは人と組織の関係性も「ゼロかヒャクか」ではなく、より曖昧でグラデーションのようになっていくはずなのです。時代の流れを見ながら、社外にいる人の受け入れ体制を整え、よりオープンに間口を広げていく必要があると思います。
今後は、社内外関係なく集められたチームで、ある企業のプロジェクトを進めていく、っていう動きも増えてくるんじゃないかなーと思っています。
わたしもフリーランスとして、こういった流れを汲み取り臨機応変に動いている企業さんとどんどんご一緒していきたいなと思います!
Spreadyのコンセプトである「ご縁つなぎ」。これは企業と人とを紹介する行為なわけですが、わたしは個人側の意識変化に合わせて企業側のスタンスが変わっていかなければ、この「ご縁」はつながっていかないと考えています。
最後に、Spready創業者佐古さんの素敵なnoteを。
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