手段が目的に変わるのはなぜか
昨日の仙道の記事で「目的を見失うな!あくまで手段は目的のためにあるのであって、手段が目的ではない!」と教わった。
今日はなぜ手段が目的化してしまうのかを書いてみたい。
・手段が目的化する理由
間違いなく”感情”で物事を判断してしまう事が理由に挙げられる。
例えばプロのサッカーチームで監督を任されたとする。そこでの最大の目的は目の前の試合の勝利であるはずだ。勝利によってスポンサーやファンも喜ばせることができる。
その監督である自分が、「この選手が好きだから」という理由で不調だけどずっと使いつづけたらどうだろう。選手を選定し誰を試合に送り出すかは”手段”でしかないことは昨日の記事からもわかるはずだ。勝つために選手を選ぶのであって、監督のために選手がいるのではない。
この監督は意思決定を感情でしてしまう人だ。だから気づいたら本来の目的よりも感情によって手段が目的化されていく。
もしかしたら普段の職場でもこういったリーダーや上司がいるかもしれない。これを読んでいるみんなにわかって欲しいのは、意外と自分がチームをまとめたりするときや意思決定が必要な時は感情に流されやすくなるということ。
手段が目的化していることに、自分ですら気づかないこともあるだろう。そうならないためには”壁打ち”するといい。
壁打ちとは、客観的に話を聞いてくれて意見をしてくれる相手に今の方向性などを話すことだ。
そうすると、「一番の目的は何かな?」と聞いてくる人が大半だろう。一番の目的を伝えて今それに対して行っている手段を伝えると、手段が目的になっている場合は相手が突っ込んでくれる。
「それじゃあ手段が目的になってるやん!」と。自分でも相手に壁打ちしているうちに、「あれ、手段に拘って目的を見失っていた...」と気づけるはずだ。
感情的になるな!ってそうなんだけど、すぐに感情から離れるのが難しい人もいるはずだから都度壁打ちを繰り返すと軌道修正がスムーズにいくのでオススメだ。
とりあえず難しいことは考えず漫画読め!
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